wpX SpeedとwpXクラウドは、どちらもエックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバーです。
この2つの違いは「ブログを無制限に作れるかどうか」です。
この記事を読めば、自分に合っているサーバーを見分けられるようになります。

wpX Speedと4種のサービスの違い
wpX Speedを提供してる会社「エックスサーバー株式会社」には4つのサービスがあります。
- wpX Speed
- wpX クラウド
- wpX レンタルサーバー
- エックスサーバー
この4つの違いを詳しく見ていきましょう。
簡単な4つの違い
– | 受け付け | WP専用 |
---|---|---|
wpX Speed | 新規OK | 専用 |
wpXクラウド | 2019/10/24 終了 | 専用 |
wpXレンタルサーバー | 2019/10/24 終了 | 専用 |
エックスサーバー | 新規OK | 何でも |
wpXクラウドとwpXレンタルサーバーは新規受付を終了
新サービスの「wpX Speed」が登場したことで、「wpXクラウド」と「wpXレンタルサーバー」の新規受付が終了しました。
申し込めるのは2019年10月24日までです。
ワードプレス専用サーバーは「wpX」がつく
wpXから始まる3つのサービスは、ワードプレス専用サーバーです。専用サーバーのメリットは3つです。
- ワードプレスをボタン1つで簡単インストール
- ブログ運営に特化していて設定が簡単
- ワードプレス表示の高速化
ワードプレスを使ってブログをやる人なら、専用サーバーを選んだほうがいいでしょう。
ブログ以外ならエックスサーバー
逆に、ブログ以外のツールを動かしたり、ポータルサイトや掲示板を運営するのであれば「エックスサーバー」を使います。
エックスサーバーは、通常のレンタルサーバーです。自由度の高さが魅力です。
もちろん、WordPressをインストールしてブログとして使うこともできますし、掲示板を設置して投稿サイトとして使うこともできます。
wpXレンタルサーバーとwpXクラウドの違い
この2つは新規受付終了のサービスですが、wpX Speedとの違いを明確にするために、「wpX Speed」「wpXレンタルサーバー」「wpXクラウド」の3つの違いを解説します。
wpXレンタルサーバー
WordPress専用のサーバーです。WordPressを10個までインストールすることができます。
1つのアカウントで最大10個のブログ運営ができるということです。
また、一般的なレンタルサーバーと同じように、自分のメールアドレスを作る機能があります。メールアカウントを無制限に作れます。
wpXクラウド
wpXクラウドも同じようにWordPress専用サーバーです。
レンタルサーバーとの違いは2つ。
- メール機能がない
- WordPressを1つまでしか使えない
設置できるWordPressが1つなので、1つのアカウントで1つのブログしか運営できません。
2つを比較すると、wpXレンタルサーバーのほうがコスパがいいように感じませんか?
ですが、多くの人にとっては「wpXクラウド」のほうがお得になります。
なぜwpXクラウドのコスパが高いのか
まずは料金の違いです。
- wpXレンタルサーバー 月額1000円から
- wpXクラウド 月額500円から
ブログを1つだけ運営するならwpXクラウドのほうが安くなりますし、ブログを2つ運営するなら月額料金は同じになります。
個人ブロガーの場合、大量のブログを運営することは、デメリットになります。ブログパワーが分散してしまうからです。
一般的に1つ~2つのブログをやるのであれば、wpXクラウドのほうが月額料金が安くなります。
次に初期費用です。
- wpXレンタルサーバー 初期費用5000円
- wpXクラウド 初期費用0円
wpXレンタルサーバーは初期費用が高いため、トータルの出費が大きくなります。運営するブログが2つ以下の場合は、wpXクラウドのほうがお得になるというわけです。
wpX Speedとの比較
さて、いよいよ本題のwpX Speedとの比較です。まずは、料金や基本スペックを表にしました。
– | レンタル | クラウド | Speed |
---|---|---|---|
初期費用 | 5000円 | 0円 | 0円 |
月額 | 1000円~ | 500円~ | 1200円~ |
容量 | 30GB | 10GB | 200GB |
転送量 | 50GB/日 | 300GB/月 | 2.5TB/月 |
WP設置数 | 10個 | 1個 | 無制限 |
独自SSL | ○ | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | ○ | ○ |
月額料金は高くなった
wpX Speedは最低でも月額1,200円の料金がかかります。wpXクラウドと比較して、最低維持費が高くなっていますね。
転送量が8.3倍になった
転送量目安とは、サーバーがどれだけのアクセスに耐えられるかを示した値です。
クラウドでは月300ギガバイトだったのに対し、wpX Speedは月2.5テラバイト(2,500ギガバイト)に増えています。
転送量8.3倍です。
もしも転送量がオーバーすると、ブログが見れなくなり、URLにアクセスしても503エラーが表示されてしまいます。
2.5TBあれば、滅多なことでは転送量オーバーしないので、より多くのアクセスに耐えられるサーバーになったと言えます。
ワードプレスの設置数が無制限になった
wpXレンタルサーバーは10個まで、wpXクラウドは1個までという制限がありました。
wpX Speedは制限を廃止。
1つアカウントを登録すれば、好きなだけブログを作れるようになりました。
今後ブログで稼いで、ブログを本業にしていこうと考える人にとっては嬉しい仕様変更ですね。
ひとことでまとめると
wpX Speedを一言でいうと……。
料金が200円アップした代わりに、がちボコ、めちゃドラ、バカゴス、こんもり、強烈にパワーアップしたサーバー。
独自SSLや自動バックアップなどの必須機能はそのままに、サーバースペックが劇的に向上しています。
wpX Speedはプランを上げることで、さらにサーバー性能が上がっていきます。最高プランの「W7」なら月5.5TBのアクセスも許容できます。
プランの選び方
wpX SpeedにはW1~W7までの7種類のプランがあります。サーバー性能が上がるほど月額料金もアップしていきます。
月間10万PVくらいであれば、最低プランのW1でも十分です。
wpX Speedはプラン変更が自由にできるので、最初はW1で様子見をして、速度や容量が足りなければプランを上げるのがいいでしょう。
プランごとの料金は、詳しい性能の差については次ページにまとめました。wpX Speed最大の魅力である「オートスケール機能」についても説明しています。
ワードプレスに特化したクラウド型レンタルサーバー「wpX Speed」について解説します。 転送量×保存容量×機能 この3つの視点から、おすすめの料金プランを説明します。 wpX Speedのおすすめ料金プラン 出[…]
以上、wpX SpeedとwpXクラウドの違いでした。
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