お金優先ではなく暮らし優先で考える

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節約するのは暮らしを良くするため

節約をするときに陥りがちなのが、お金優先にものを考えてしまうことです。暮らしのために節約をするのに、お金に縛られる生活をするのは本末転倒ですね。

では、暮らし優先とはどういうことなのでしょうか。具体的な例を使ってそれを説明したいと思います。

ローンを使わない主義

マイホームや車を買うとき、お金を貯めてから現金一括で購入するという節約方法があります。一括払いならローンの利息は不要。その分だけ安く購入できます。

お金の動きだけを見ると素晴らしい節約方法なのですが、この方法には欠点もあります。

一括払い節約の欠点

欠点を知る前に、そもそも一括払いだといくら節約になるでしょうか。ここでは、1,000万円の家を建てる場合を考えます。

住宅ローン金利1.7%として、1,000万円を10年ローンで借りたとします。三井住友銀行の場合で計算すると、利息支払い額は88万円になります。

一括払いをすることで、88万円を節約できる計算です。

資金を貯めるまでの年数

仮に年間100万円を貯金した場合、一括で買えるのは10年後になります。10年の間は、実家なのかアパートを借りるのか、とにかく別の場所で住むことになりますね。この、別の場所に住むというのが一括払いの欠点です。

10年の我慢と88万円

この場合であれば、88万円の節約が10年の我慢と釣り合うかが大切です。88万円を得る代わりに、マイホームで過ごせたはずの10年を失ったことになります。

「持ち家で過ごす10年」「88万円」

この2つを天秤にかけて、大切なほうを優先するのが暮らし優先の考えかたです。

家賃がかかるなら

さらに家賃がかかるなら10年分の家賃が必要です。月5万円として、120ヶ月で600万円という額になります。

実際には、人によって借り入れの金額や金利が違うため、どちらが得なのかは決められません。しかし、何を失ってどれくらい節約できるのかを考えることが本当の節約です。

大きな買い物をする際は、お金を貯めて一括払いをするのか、利息を支払ってローンを組むのか。お金の損得だけでなく、暮らしの損得を考えてみると良いでしょう。