電気を1時間つけるといくら?
蛍光灯やLED電球の電気代はワット数によって決まります。
各電球の料金を一覧表にしました
電気代一覧
蛍光灯、白熱電球、LED電球のように色々な種類がありますが、ワット数が同じなら電気代は同じです。
ワット数 | 1時間 | 8時間 | 8時間を1ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|---|
7.8W | 0.2円 | 1.8円 | 54円 | 656円 |
9W | 0.2円 | 2円 | 62円 | 757円 |
12W | 0.3円 | 2.7円 | 83円 | 1,009円 |
30W | 0.8円 | 7円 | 207円 | 2,523円 |
40W | 1.1円 | 9.2円 | 276円 | 3,364円 |
60W | 1.7円 | 14円 | 415円 | 5,045円 |
80W | 2.3円 | 18円 | 553円 | 6,727円 |
100W | 2.9円 | 23円 | 691円 | 8,409円 |
明るさの基準
それぞれの明るさは、
白熱電球60ワットの明るさ=蛍光灯12ワット=LED7.8ワット
です。
同じ明るさの電球を買うなら、蛍光灯やLEDのほうがワット数が低くなります。
LEDと蛍光灯と白熱電球はここが違う
各電球の比較
種類 | 本体価格 | 電気代 | 寿命 |
---|---|---|---|
蛍光灯 | 安い | やや安い | 6,000時間 |
LED | 高い | 安い | 40,000時間 |
白熱電球 | 激安 | 高い | 2,000時間 |
蛍光灯
- 点灯までに時間がかかる
- 1回点灯させるごとに寿命が1時間縮むとされる
1日に8時間点けると6,000時間は750日に相当する。
点灯ごとに寿命が縮むなら実質666日です。
LED
- すぐに点灯する
- オンオフは寿命に影響しない
- ワット数が低い
1日に8時間点けると40,000時間は5,000日に相当する。
LED電球の寿命は約13年です。
白熱電球
- 点灯と消灯までに少し間がある
- 点灯中は高温になる
- オンオフで寿命が短くなる
1日に8時間点けると2,000時間は250日に相当します。
LEDと白熱電球と蛍光灯の電気代比較
白熱電球60ワット
60ワットの電球を1時間点灯すると、電気料金は1.7円です。
LED電球60ワット相当
白熱電球60ワットと同じ明るさのLED電球は7.8ワットです。
1時間点灯で0.2円になります。
蛍光灯60ワット相当
白熱電球60ワットと同じ明るさの蛍光灯は12ワットです。
1時間点灯で0.3円になります。
年間電気代を比べる
- 白熱電球:5,045円
- LED:656円
- 蛍光灯:757円
白熱電球をLEDや蛍光灯に変えるだけで4,000円以上の節約ができます。
電球自体の値段を比較
- 白熱電球:150円
- 蛍光灯:1,000円
- LED:2,500円
LEDは電球本体の値段が高いですね。
節電効果や寿命をふまえて、電球代を取り返せるか考えてみましょう。
電球の寿命
白熱電球は2,000時間。
蛍光灯は白熱電球の3倍。
LEDは白熱電球の20倍。
わかりづいらいので、1,000時間あたりの電球代を計算します。
白熱電球
1000時間で150円です。
蛍光灯
1000時間で83円です。
LED
1000時間で62円です。
蛍光灯からLEDに変えても節約にならない
上記からわかる通り大きな節約は見込めません。
無理に取り替えると損なことも
LEDの寿命は4万時間です。
トイレや洗面所の電気は、1日に何時間もつけませんよね?
長くても1日30分くらいでしょうか。
1日30分だと……LEDの寿命4万時間を使い切るまで219年かかります。
リビングで1日8時間使っても寿命が切れるのは13年後です。
あと10年もすれば高性能のLEDが発売されたり、LEDよりも圧倒的に低コストの新製品が発明されるかもしれません。
長い寿命のほとんどが無駄になってしまいます。LEDも徐々に安くなっていますので蛍光灯からの取り替えはもう少し様子見がいいでしょう。
電球代の節約方法まとめ
- 白熱電球をLEDか蛍光灯に交換すると節約になる
- 蛍光灯をLEDにしてもあまり節約にならない
蛍光灯はオンオフを繰り返すと寿命が縮むので、たとえば1分だけ部屋を出るとき(トイレに行くなど)は点けっぱなしにしたほうが節約になります。