【節約どっち?】ガス式の床暖房VS電気式の床暖房で安いのは

エアコン安すぎ!

エアコンをつけているのに寒い、ストーブをつけているのに寒い。エアコンやストーブの熱は天井にたまってしまい、立ち上がったときは暖かいけれど、座っていると寒いという現象が起きます。

そんなときに重宝するのが床暖房です。床暖房は足元から温めてくれるので、人が過ごすスペースを効率的に暖めてくれます。

ネットと業者の説明が逆!

電気式とガス式のランニングコストを比較するとき、ネット情報と業者の説明が正反対になるという落とし穴があります。

業者が言うには
→コストが低いのは電気式です

ネットが言うには
→コストが低いのはガス式です

いったいどっちが本当のことを言ってるのでしょうか。

答え:両方とも正しい

床暖房には大きく3種類あり、ランニングコストは次のようになっています。

【床暖房】
├ガス式
└温水式(安い)
├電気式
├ヒーター式(高い)
└蓄熱式(安い)

ガス式はそもそもランニングコストが安いし、電気式でも蓄熱式ならばランニングコストが安いということになり、両方とも正しい情報になります。

床暖房の種類とランニングコスト比較

種類 内容
蓄熱式床暖房 ・電気式
・蓄熱体を深夜に温める
・日中はその熱を放出する
ヒーター式 ・電気式
・電熱線で床を温める
温水式 ・ガス式
・ガスで温水をつくる
・温水のパイプ循環で温める

蓄熱式床暖房

蓄熱式とは、文字通り熱を貯め込む床暖房です。

床下に蓄熱体と呼ばれる、温度を保つ素材を入れておき、それを深夜のうちに温めておきます(深夜に温める理由は電気代が安いからです)。

メリット

ランニングコストを節約できるのがメリットです。相変化を使った蓄熱体であれば保温力も高くなり、電気代を大きく減らせます。そのほかには次のようなメリットがあります。

  • メンテナンスがいらない
  • 耐用年数が長い
  • 温めるときに風を使わない
  • 遠赤外線効果がある

デメリット

初期費用がかかることです。蓄熱式にすると運用コストは下がりますが、導入時に90万円ほどの出費になります。1度導入してしまえば15年は使えますので、コスパ自体は悪くありません。そのほかには次のようなデメリットがあります。

  • 温度調整が難しい
  • 床に直接寝ると低温やけどする

電気ヒーター式床暖房

ヒーター式床暖房は、床下のパネル・電熱線を電気で温めるタイプの床暖です。

スイッチをONにしている間だけ温めるので、床暖を使う頻度が少ないなら電気代も安く済ませられます。

メリット


* 初期費用が安い
* 狭い範囲だけを床暖房にできる

初期費用・工事費が安く済みます。ガス式床暖房のおおよそ半額(30万程度)で設置可能です。

デメリット

  • 他の床暖より電気代が高い
  • 使わなくても電気の基本料金が上がる

電気ヒーターの床暖を導入するときは、ブレーカーが落ちないように契約アンペアを上げます。すると、床暖をまったく使わなくても電気代の基本料金がアップしてしまいます。

ガス温水式床暖房

ガスのエネルギーで温水を作り、作った温水をパイプで循環させるタイプです。

メリット

  • マンションでも設置できる
  • 暖房パワーが強い

ガス温水式は給湯器が小さいのでマンションでも導入できます。電気式に比べて暖房パワーが高いので、素早く部屋を温めるのが得意です。

デメリット

  • 初期費用が高い

温水式の床暖房は工事も大変で、高額な初期費用がかかります。電気ヒーター式の約2倍(60万円ほど)です。

温水式と蓄熱式で安いのはどっち

ガス温水式床暖房、電気ヒーター式床暖房、電気蓄熱式床暖房それぞれのコストを比較しました。

月額料金は毎日8時間使ったときの目安です。

方式 初期費用 月額料金
温水式 60万円 月3200円
ヒーター式 30万円 月5900円
蓄熱式 90万円 月2750円

※ヒーター式は単価28.8円で計算
※蓄熱式は東京電力「おトクなナイト8」の単価12円で計算

ランニングコストだけを見ると蓄熱式が安いのですが、100万円近い初期費用がかかってしまいます。今度は15年使ったときのトータルコストを比べてみます。

暖房を使うのは10月~3月までの6ヶ月間で、1日8時間使う家庭と、1日16時間使う家庭をそれぞれ計算しました。

方式 毎日8時間 毎日16時間
温水式 約89万円 118万円
ヒーター式 約83万円 136万円
蓄熱式 115万円 115万円

使用時間が長時間になるほど温水式や蓄熱式のコスパが良くなります。

逆に、短時間しか床暖房を使わないのであれば、初期費用の安いヒーター式を入れるとトータルの出費を減らせます。

床暖房とファンヒーター安いのはどっち

電気ファンヒーターの電気代は1時間で24.3円と高額です。

8時間で194円、1ヶ月で5,832円となり、メインで使う暖房器具としてはおすすめできません。

ファンヒーターを使うなら、石油ファンヒーターのほうがランニングコストを下げられます。石油ファンヒーターは電気代と灯油代をあわせて月3,717円程度です。

床暖房とエアコン安いのはどっち

床暖房よりエアコンのほうが安い!

電気代単価28.8円で計算するとエアコンは8時間で45円の電気代がかかります。

方式 月額料金
温水式 月3200円
ヒーター式 月5900円
蓄熱式 月2750円
電気ファン 月5832円
石油ファン 月3717円
エアコン 月1354円~

エアコンは暖房の中でもエネルギー効率がよく、20度の設定なら電気代を2,000円以下に抑えられます。

床暖房3つの注意点

一見すると床暖房にはメリットばかりのような気がしますが、床暖房の体験談を見ると

  • 床暖房を入れて後悔している
  • 床暖房は失敗だった
  • 新築で必要ないものの1位は床暖房

というように、床暖房を入れて後悔している人が多数います。

まずは床暖房を導入するときの3つの注意点を紹介します。

1.初期費用が高い

床暖房の初期費用は30万~50万円!

気軽に導入できる金額ではないので、導入して気に入らなかったときのリスクが大きいというのが1つ目のデメリットです。

2.光熱費が高くなる

ガス式でも電気式でも月3,000円~5,000円の光熱費がかかります。

もちろん使う時間を減らせば3,000円以下にもできますが、それでは初期費用がもったいないので、結局は使うことになります。とくに冬の寒い時期は、光熱費が一気に上がります。寒い地域だと月1万円かかることもあります。

3.結露してカビる

これは、注文住宅で床暖房を入れた家庭ではなく、今ある床を剥がして暖房を安く入れた場合の問題点です。

床暖房を使うときは、専用の床材や、断熱材が必要になります。

それらがない状況で床暖房を入れると、結露が起きやすくなり、カビが生えることがあります。

床暖房は最高!

床暖房を入れて失敗したという意見とは反対に、「床暖房を入れて最高だった!」という人もいます。

床暖房で満足している人と、失敗する人の違いは、費用をケチったかどうかで決まる傾向があります。

床暖房を導入するときは、その地域の気温にあわせて断熱処理をしなければなりません。それができない業者に頼んでしまうと、「床暖房をつけているのにまったく温まらない!」という状況になり、ランニングコストだけが高くついてしまうのです。

エアコンがいらない

もとが暖かい地域だと、床暖房だけで暖房が済むので、エアコンを使わなくても快適に過ごせます。

エアコンで使うはずだった電気代が0円になるので、トータルの光熱費を安く抑えられます。

快適さが違う

床暖は足元から温めるので、体感温度がまるで違います。

部屋で過ごす時間の大部分は、椅子や床に座っている状態です。暖かい空気が上に溜まっていると、いくら室温が上がっても暖かいと感じません。

床暖なら、室内がまだ暖まっていない状態でも、暖かさを感じることができます。

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