料理や調理など、キッチンの節約術で外せないのがコンロのガス代節約です。ガスコンロの使い方を工夫することで2,000円以上の節約になることもあります。
最初は、1分でいくらのガス代がかかるのかを表にまとめました。
調理のガス代はいくら?
地域によってガス代が変わります。
また、都市ガスを契約しているかプロパンガスを契約しているかでも料金が違います。
この記事では都市ガスの想定で料金を書いています。プロパンの人は2倍の金額で計算してください。
コンロの火力
火力ごとのガス料金表です。
火力 | 時間 | ガス代 |
---|---|---|
弱火 | 1時間 | 3.3円 |
中火 | 1時間 | 14.5円 |
強火 | 1時間 | 25.7円 |
ガスコンロの節約術10選
1.鍋のサイズで火力調整
コンロの火力を調整し、鍋から火がはみ出さないようにします。熱が無駄にならないのでガスを効率よく使えます。
お湯を沸かすときは小鍋でも強火にしたくなりますが、鍋からはみ出た火力が無駄になってしまいます。
- 広いフライパンは強火
- 小鍋は弱火
鍋のサイズによって火力調整すると節約になります。
2.キレイにして使う
これは意外とサボりがち。
コンロは目が詰まるとエネルギー効率が落ち、余分にガス料金がかかってしまいます。
また、鍋を火にかけるときに鍋底に水滴がついていると鍋が温まりづらくなるのでNGです。
料理前のちょっとした工夫でガス料金を抑えていきましょう。
3.同じ鍋を使う
料理を時短するコツは2つのコンロを同時に使い、同時に調理していくことです。
しかし、ガス代を節約したいときには使うコンロを1つに絞るのも効果的です。
コンロを1つに絞り、同じ鍋を使うことで温まった状態の調理器具を使えます。その分だけ加熱時間が少なくなり、ガス料金を安くすることができます。
4.自然解凍をしてから調理
ガス代のことを考えるなら、凍らせた野菜や肉をそのまま調理するのはNGです。
冷凍庫から出しておき、室温で少し溶かしてから加熱していきましょう。
かたまりのお肉を茹でるときも、少しだけ常温に戻したほうが中まで火が通りやすくなります。
5.煮るときは必ずフタ
お湯を沸かすときや、煮物をするときはフタをします。
フタをすると熱が閉じ込められるので早くお湯が沸くし、その分だけガス代も節約可能です。
6.ジャガイモは電子レンジ
ジャガイモや人参など、根菜を茹でるのは時間がかかります。
少量の野菜なら電子レンジでチンしたほうが効率よく調理できます。
7.パスタは余熱調理
パスタを茹でるとき、実は余熱でも調理することができます。
沸騰したお湯にパスタを入れ、1分間茹でたら火を止めます。
あとはパスタの決められた分数まで余熱調理すればOKです。ずっと火にかけたときと同じようにアルデンテに仕上げることができます。
そのほか、ゆで卵も余熱調理OKです。水から卵を入れ、沸騰したら火を消して10分~15分で完成です。
余熱調理がダメな食材
生で食べられない食材です。
よく見かけるのが、鶏肉を余熱調理するレシピ。
たしかに、沸騰してから5分ほど放置すると火が通るのですが、場合によって中まで火が通らない可能性もあるんです。
余熱調理で食中毒になった例もあるので、慣れていない人はお肉の余熱調理を避けましょう。
8.献立を変える
煮込み系の料理が多いと、どうしてもガス代が高くなってしまいます。
- ビーフシチュー
- 豚の角煮
- スペアリブ
など、20分以上の煮込み時間がある料理はそれだけで10円以上のガスを消費してしまいます。
煮込み系の料理を減らすだけでも毎月10~100円の節約になります。
ちなみに、茹で料理・蒸し料理はガス代が高くつく。1番安いのは炒めものです。
9.食器洗いはつけ置き
冬場の食器洗いはお湯を使いたくなりますよね。
手が冷たいだけじゃなく、冷たい水だと油汚れが落ちにくいです。
そういうときは、食器のつけ置き洗がおすすめです。
いったん食器を水につけておき、時間が経ってからお湯で洗います。こうすることでお湯を使う時間を減らしてガスを節約できます。
10.ガスコンロを買い換える
同じ時間だけコンロを使っても、古いコンロだと大量のガスを使います。
最近は省エネに力を入れたコンロが多く、燃焼効率が55%以上にアップしました。
むかしの機種は45%でした。
いくら違う?
現在古いコンロを使っていて、コンロのガス代が1万2千円だった場合、最新機種にすると1万円に抑えられる可能性があります。
買い替えだけで2,000円も安く!
今はエネルギー消費効率55%以上の機種でも2万円以下で買えます。ガスの使用量が多い人は、コンロ買い替えで節約が狙えます。
次のページではガスコンロとIHクッキングヒーターを比較しました。