前回の記事は、我慢の量と節約金額を比べて、自分にとってちょうどいい節約を見つけようという内容でした。
今回は、私の実体験。
28年分の節約をたった1日で終わらせた方法です。
節約マスターの節約術
むかしのテレビ番組に、節約マスターという肩書の人が出ていました。
日常生活のあらゆる面で節約を実践している人です。
彼女のおすすめ節約術は、テレビを見ない時はコンセントを抜く! でした。
・こういう面倒なことは誰もやらないから自分がやっている
・1円の積み重ねが、のちの大金になる
という教えです。
私なら、テレビのコンセントを抜くのは非常に面倒です。
夜寝る前にコンセントを抜き、朝起きたら挿す。
仕事に出掛ける前にコンセントを抜き、仕事から帰ったら挿す。
想像するだけで大変そうですね。
彼女はいくら節約できたのか
テレビのコンセントを抜いて節約できる金額は、1か月あたり約2円です。
年間で24円。
365日コンセントを抜き差しして24円しか節約できていません。我慢の量と節約金額が見合いません。
節約マスターの28年を1日で貯める
一方、私は、コンセントの抜き差しはしません。私にとって自然なフローではなく、ストレスが溜まるからです。
以前、ポイントサイトに登録してすぐ693円が貯まったという報告をしました。そのために私がしたことは、1日あれば終わるような、かんたんな作業です。
693円という小さい金額は、節約マスター28年分の苦労と同じなのです。どちらの節約方法がちょうどいい節約なのかは、一目瞭然ですね。
ではここで疑問が生まれます。
節約マスターはなぜ、そんな大変なことをするの?
なぜ彼女はコンセントを抜くのか
節約マスターがやっていたのはテレビ用のパフォーマンスなんです。
あえて効率が悪いことをすれば、私はこれだけ努力していますというアピールができます。そうやって目立てば節約本が売れるので、結果的にはお金が儲けられるというわけです。
ですが、私たちはテレビにも出ませんし、節約本の発売もしません。
だから無理して効率の悪い節約をすることはありません。自分にとって自然なフローを保ち、できる範囲の節約をしていきましょう。