はじめに
コゲは鍋の材質によって落とし方が違い、間違った方法を使うと鍋が変色する原因に。
今回の記事は、いろいろな鍋ごとに効率のいいコゲ取りの方法を紹介します。
重曹パワーで鍋のコゲを落とす方法
この方法が使える鍋
- ステレンス鍋
- ホーロー鍋
この2つの鍋には重曹を使うことができます。アルミ鍋には使えません。
やり方
鍋の中に水と重曹を入れます。
割合は、重曹大さじ1:コップ1杯の水。
鍋の大きさを考えるとコップ5杯の水に重曹大さじ5を溶かすくらいがちょうどいいです。
火をつけて10分くらい煮たら、火を止めて放置します。2時間~3時間待ってお湯が冷めるのを待ちましょう。
あとは冷めたお湯を捨ててスポンジで擦るだけ。
皮が剥がれるみたいにコゲが取れるようになります。
鍋の外側のコゲを取る方法
鍋の外側は、先ほどのように煮て剥がすことができません。外側の焦げ取りには別の方法を使います。
小麦粉を使う方法
小麦粉を水に溶いて、鍋のコゲている部分に塗ります。
乾燥して固まったらスポンジで磨きます。小麦粉が乾く時にコゲを吸着しようとするので、普通に擦るよりも取れやすくなります。
メラミンスポンジを使う方法
メラミンスポンジとは、いわゆる「激落ちくん」のことです。
使い方は簡単。
スポンジに水を含ませ、焦げたところを擦るだけ。
研磨して落とすので、テフロン加工のものには使えません。
傷がついても大丈夫な、鍋底のコゲ取りに向いています。。
アルミ鍋に重曹を使うと変色する
コゲを簡単に取れる重曹ですがアルミ鍋には使えません。
アルミはアルカリ性に弱い性質があるので、アルカリ性の重曹とは相性が悪いです。
使うと鍋が黒く変色し、アルカリ性の煮洗いを繰り返すと鍋底に穴が開くこともあります。
アルミ鍋の焦げ取りにはお酢!
分量とやり方は重曹の時と同じです。
水とお酢を鍋に入れて沸騰させて5分煮て、3時間置いてからスポンジで擦るとコゲを落としやすくなります。
お酢を使いたくない時はクエン酸でもOKです。
軽いコゲならみかんでも掃除できる
ちょっとしたコゲなら、みかんの皮で擦って落とせます。
除去力は弱いので、軽いコゲを落としたい時に使います。
テフロンのフライパンが焦げた時の注意
ナイロンたわしで擦らない
ナイロンたわしでで擦ると、「ステンレス鍋」と「アルミ鍋」のコゲを落とせます。
軽いコゲなら、重曹やお酢の力を借りなくても、強く擦るだけでOK。
ただし、テフロン加工の鍋を擦るのはNGです。表面のテフロンが剥げて、次から焦げやすくなってしまいます。
重曹で擦らない
重曹を使う時には注意点があります。
重曹を煮詰めたあとにスポンジで擦るわけですが、テフロン加工の鍋は1回水でゆすぎ、表面の重曹を落としましょう。
重曹は研磨剤の役割もあるので、重曹が残ったまま擦るとテフロンが剥げしまいます。