失敗しない家計簿の項目分け
家計簿の項目分けで失敗しないコツは、慣れるまで項目を大雑把に分けることです。
家計簿の基本は5つの項目
大雑把に分けると、家計簿は次の5つの項目で付けることができます。
- 食費
- 外食費
- 生活費
- 娯楽費
- その他
1つずつ見ていきましょう。
食費
野菜や肉、調味料のほか、お米代、お酒代も食費に含みます。
外食費
外食にかけたお金は、食費と分けたほうがわかりやすくなります。
外食を1つの項目にすることで、年末年始など、付き合いで外食が多くなる月も把握できます。
生活費
家賃、水道代、光熱費、洗剤、ティッシュ、トイレットペーパー、ネット代、スマホ代などを生活費に分類します。
生活に必要な日用品はだいたいココです。
娯楽費
遊びに出かけたり、自分の趣味のものを買ったときは娯楽費です。
その他
上の4つ以外の出費は全部その他で記録します。
たとえば、保険料や教育費、医療費はその他です。
家計簿の項目を増やすなら
シンプルな分類に慣れて、もっと細かくつけたい時は次の2つの項目を足すのがいいでしょう。
- 美容・ファッション
- お小遣い
生活費から光熱費だけを抜き出して個別管理するのもいいですね。
家計簿の項目の作り方
何を項目にするか決めるにはコツがあります。
項目の基準になるのは、毎月の変動があって、節約しようと思えば、節約できる費用です。
固定費は分けなくてOK
常に固定された支払いは仕分けても効果が薄いです。
たとえば家賃が7万だったとしたら、こちらの努力に関係なくいつも7万なので、個別仕訳してもあまり意味がありません。
細かい分類の見本
かなり細かく家計簿をつけた時の見本を紹介します。
大分類 | 小分類 | 品物の例 |
---|---|---|
食費 | 食材代 | お米、調味料、野菜、肉 |
→ | 外食代 | 家族での外食、飲み会、友達との会食 |
→ | 飲み物 | 牛乳、ジュース、コーヒー、ミネラルウォーター |
→ | お菓子 | スナック菓子、ケーキ |
光熱費 | 水道代 | – |
→ | 電気代 | – |
→ | ガス代 | – |
通信費 | 電話代 | スマホ代、固定電話 |
→ | ネット代 | 自宅の光回線、モバイルWifi |
娯楽費 | レジャー | 水族館、遊園地、動物園、美術館 |
→ | 趣味 | 趣味に使う道具やコレクション |
→ | 映画 | 映画館、レンタルDVD |
→ | 音楽 | 音楽CD、ライブ |
→ | 本 | 雑誌、書籍、コミック |
交通費 | 電車代 | – |
→ | バス代 | – |
→ | タクシー代 | – |
→ | ガソリン代 | – |
→ | 高速道路 | – |
オシャレ費 | ヘアー | 床屋、美容院 |
→ | エステ | エステ、脱毛、マッサージ、ネイル |
→ | 化粧品 | 化粧品、美容品、整髪料 |
→ | 服装 | 服、靴、バッグ、アクセサリ |
医療費 | 薬代 | 風邪薬、塗り薬、目薬 |
→ | 病院代 | – |
→ | サプリ | – |
雑費 | 日用品 | 電池、文具 |
→ | 身だしなみ | 歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、石鹸 |
→ | クリーニング | – |
家電家具 | 大型家電 | 冷蔵庫、テレビ、洗濯機、パソコン |
家電家具 | 小型家電 | 録画機、スピーカー、デジカメ |
教育費 | 学費 | – |
→ | 給食費 | – |
→ | 塾、家庭教師 | – |
→ | 習い事 | – |
→ | 部活 | – |
→ | 書籍 | – |
→ | 学資保険 | – |
→ | 奨学金返済 | – |
イベント費 | 冠婚葬祭 | – |
住居費 | 家賃 | – |
→ | 鍵交換 | – |
→ | 住宅保険 | – |
→ | ローン- | – |
→ | リフォーム | – |
ペット | ごはん | – |
→ | トリミング | – |
→ | 病院代 | – |
→ | おもちゃ | – |
→ | 備品 | リード、鳥かご、おうち、ヒーター |
保険 | 体の保険 | 生命保険、医療保険 |
→ | 車の保険 | 自動車保険、自転車保険 |
→ | 国の保険 | 国民年金、健康保険 |
税金 | 車の税金 | – |
→ | 住民税 | – |
家計簿の種類とメリットの比較
家計簿といっても色々な種類がありますよね。
どんな家計簿が失敗せずに長続きさせられるのかを考えながら、おすすめを紹介します。
ノート型の家計簿
昔ながらの手書きするタイプの家計簿です。
ノート型のメリットは一覧で見れること!
すぐに全体を眺められるので、使いすぎの項目がわかりやすいです。
過去の家計簿が「実物」として貯まっていくのも達成感がありますね。
ノート型の選び方
ノート型は、一覧で見れることが重要なので、見開きで使えるものを選びます。
人気があるのは、「かんたんミドリ家計簿」と「つけるだけ家計ノート」です。
ミドリ家計簿は見開き1ヶ月になっていて、食費の欄がメインです。
↑これ
固定費(電気代や水道代)は1ヶ月に1回書き、あとは食費を書いていきます。
家計ノートは、最初から大雑把な項目が書いてあるので、そこに金額を書きます。
この大雑把加減がいいんですよね。
食費は次の5項目が書いてあるので、当てはまるところに金額を書くだけです。
- 主食
- 肉・魚・卵
- 野菜
- 調味料・嗜好品
- その他
レシート型の家計簿
レシートを貼り付けるだけの家計簿です。
選ぶ時のポイントは、完全に書き込み不要なものを選ぶことです。
レシートも貼って書き込みもしなきゃいけないなら、普通にノート型のほうが楽です……。
「新レシート貼るだけ家計簿」は記入不要タイプです。
レシートを取っておいて、まとめて貼ると時短になるので、とにかく楽に家計簿をつけたい時におすすめです。
家計簿が続かない人向けの方法
家計簿を工夫しても長く続かなかったり、家計簿をつけているけどしっくり来ないという人もいると思います。
私もそのタイプです。
家計簿が続かない人におすすめな方法。
それは家計簿をつけないこと!
私は今まで、家計管理を次のように変えてきました。
- 家計簿(お小遣いノート)
- 家計簿をやめた。封筒で現金を管理
- クレジットカードの明細が家計簿の代わり←今ここ
封筒管理って何?
給料日になったら生活費をおろしてきます。
そしてそれを、
- 食費
- 雑費
- 医療費
などと書かれた封筒に入れます。
この封筒からお金を取り出して買い物に行き、帰ってきたらレシートを見ながら封筒に戻します。
1ヶ月に使える上限が決まっているので、使いすぎることもありませんでしたし、記録する手間も省けました。
クレカ家計簿のメリット
家計簿が苦手な人におすすめなのがクレカの明細を家計簿代わりにするというものです。
クレカは感覚タイプに向いている
何年も食材を買っていると、食品の相場ってだいたいわかってきますよね。
鶏ムネ肉が100グラムいくらだと安いのか……とか、この時期はこの野菜が高い……とかです。
私はその時に安いものを買うので、もし鶏肉を買いに行って100グラム300円もするようなら買うのをやめます。
夕食のメニューを焼き魚に変更するでしょう。
こうやって考えると、家計簿をつけてもつけなくても、1年通して同じくらいの食費がかかるのには変わりないわけです。
ポイント&家族の出費も管理
支払いをクレカにすると、今までと同じように買い物をしてもポイント還元されるので、その分節約になります。
あとは家族カード!
買い物する時に家族カードを使って貰うことで、どこでいくら使ったか、家族の出費も把握できるようになります。
何に使ったかわからない使途不明金がなくなるので節約に効果大でした。
楽天カード
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