鬼滅の刃がヒットした理由【なぜ子供と女性に人気?】

  • 作品のクオリティが高い
  • 絵がキレイ
  • アニメーション表現がすごい

……という基本的なことはさておき、なぜ鬼滅の刃がヒットしたのか。なぜ女性からの人気が高く、ブームを巻き起こすことになったのか。そのあたりを考察していきます。

鬼滅の刃のヒット理由・女性人気編

女性が守られる存在ではないから

少年誌の漫画では、主人公が○○を守るという構図がよく見られます。

「ジャングルの王者ターちゃん」はジャングルを守るし、「ドラゴンボールZ」は地球を守るし、「るろうに剣心」は自分の側にいる人を守るし、「図書館戦争」は図書館を守る。とにかく何かを守ることが物語の軸になっています。

その中の1つに、ヒロインを守るというパターンがあります。幼馴染だったり好きな人だったりを主人公が守ります。

ゲームで言えば、ピーチ姫を助けに行くマリオのようなものです。女性を助けるのが目的です。

ヒロイン(女性)=弱い=助けられる存在=守られる

むかしの漫画作品には上記のような文化がありました。では鬼滅の刃はどうでしょうか。

炭治郎はねず子を守る主人公です。しかし、物語の開始直後を見てください。主人公よりねず子のほうが強いのです。

鬼滅の刃は、女性が弱い存在だという文化をスタート直後に打ち崩します。これにより女性=弱いという表現が嫌いな人にも受け入れられる漫画となるわけです。

一途に女性が守られるから

炭治郎の行動理由、エネルギーの根源はねず子を守ることです。

あれ? さっき守られるのが嫌って言ってなかった?
と思うかもしれません。

弱くて守られるのは嫌だけど、一途に守ってくれる存在には憧れがあります。これは何も女性に限ったことではありません。

男性も同じです。偉そうにしたいけれども、頭を撫でて貰って喜んだりするのです。強くありたいけど甘えたい。両方の欲求があります。

最初の炭治郎は弱いけれども必死でねず子を守ろうとします。女性のために必死になってくれる「白馬の王子様」的な存在です。

炭治郎は女性を性的に見ない

炭治郎にとってねず子は妹であり、家族です。

男性向けのメディアでは妹に恋をする物語が多く登場します。古いものではシスタープリンセスなどがそうです。立場が妹であってもそこに恋愛感情が含まれています。

鬼滅の刃では妹に対する恋愛感情は1ミリもありません。炭治郎はリアリティのあるお兄ちゃんなのです。

また、真菰(まこも)を見たとき炭治郎は「可愛らしい」と言います。(女性として)カワイイのではなく可愛らしいと感じている炭治郎は、終始お兄ちゃんの目線です。

炭治郎は優しくてカワイイ

鬼にとどめを刺せずに立ち尽くすなど、底抜けの優しさを持っています。そういう姿を見て、炭治郎を応援したくなります。そしてカワイイです。仕草や反応が可愛くて、どこか抜けている部分、隙があります。

現実でも、完璧な人よりも隙を持つ人のほうが好感を持たれやすいですよね。カワイイ男キャラの隙は母性を引き出します。

おそ松さんがそうです。おそ松さんのキャラはどこか隙を持っていて、心置きなく愛せる存在として描かれています。こちらも女性にヒットした作品として有名ですね。

炭治郎が世界観のベースを構築している

今までの話だと「いやいや、炭治郎は別に好きじゃないよ。他のキャラが好きなんだ」という人もいると思います。

炭治郎を好きじゃなくても鬼滅の世界観のベースになっているのは炭治郎の存在です。炭治郎が安心できる世界観を作っているため、他のキャラもよりいっそう魅力的に見えることになります。

鬼滅の刃のヒット理由・子供人気編

子供は、わかりやすく好きになれるポイントがある作品を好きになります。

柱がカッコイイ

鬼滅の刃だから、というわけではなく、子供が好きになるポイントの共通項です。

古くは四天王。
聖闘士星矢なら12人のゴールドセイント。るろうに剣心なら10本刀。

集結しているもの、○人衆のようなチームをカッコイイと感じます。

技がマネしやすい

キン肉マンの世代はプロレス技を真似していました。ドラゴンボールの世代は、ドラゴンボールごっこやセーラームーンごっこをしていました。NARUTOもマネしやすい技が出てきます。

子供にとってはマネして遊べるということが大事です。

現実とは違うファンタジー要素

海外の人に日本の好きなところを聞くと「ニンジャ」と答える人が一定数います。論理的にニンジャが好きなのではなくワクワクするからニンジャが好きなんです。

忍術、刀、魔法。

これらのファンタジー要素はワクワクするものです。大人になると既知のことが多く当たり前になってきてワクワクは減りますが、子供にとってはどれも新鮮なことです。ファンタジーでワクワクできます。

流行っているからブームになった

学校でみんなやっているから同じオモチャが欲しい、みんなが見ているから同じアニメを見る。同じものを見ることで学校生活が楽しくなります。

最初に流行らせたのはおそらく子供ではないでしょう。

子供が主体になってブームを作ったのは妖怪ウォッチやポケモンですが、どちらもゲームです。妖怪ウォッチで遊ぶ、ポケモンで遊ぶというように遊び道具つの1つだったからブームになりました。

純粋なアニメとして子供がブームを作った作品はほとんどないと思います。ジャンプ黄金期のキン肉マンは絶大な人気がありましたが、それは子供の中の流行りがメインでした。

当時は「漫画は子供が見るもの」という認識が強くあったのでブームに参加する大人は少数です。

エヴァンゲリオンにしろ鬼滅の刃にしろ、社会を巻き込んでのブームになるのは大人が魅力を感じたときだと思います。

以上、鬼滅の刃がヒットした理由を極端な視点で考えてみました。やっぱり子供から大人まで楽しめるっていうのはスゴイですね!今回書いた以外にもっと別の魅力がつまっているんだと思います。

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