三角コーナーはいる? いらない?
流し台に三角コーナーを置かない人が増えていますが、本当に三角コーナーは不要なのでしょうか。
自分の中で決着をつけるべく、80年前はどうだったのか、聞き込み調査を行いました。
三角コーナーのない時代
むかしは、今のような製品としての三角コーナーはなかったそうです。
代わりに使っていたのはザル。
ザルを流し台に置いておき、そこに野菜の皮などを入れていました。
生ゴミは肥料だった
1日分が溜まったらザルを持って外へ行き、土に埋めます。
こうすることで、生ゴミは、ゴミから肥料に生まれ変わります。
排水口の形が違った
排水口は丸い形ではなかったし、塩化ビニール素材のパイプもありませんでした。
木のレールが外と繋がっていたそうです。
腐りにくいという理由から、水回りにはオンコの木が使われていました。
この木の排水口。
小さいので詰まりやすく、破片を溜めておくスペースもなかったんです。
ザルから進化
排水口が詰まらないようにザルを置いていたものが、いつしか三角コーナーに進化したと考えられます。
つまり、排水口が詰まらないのであれば、三角コーナーはいらないという結論になります。
三角コーナーは不要
今までの流れから考えると、条件を2つ満たせれば三角コーナーは不要です。
- 排水口にネットを張り、小さい破片をキャッチ
- 大きな生ゴミを流さない
排水口も流れやすくなっているし、ネットをつけて掃除すれば、詰まることはそうそうありません。
「三角コーナーはいりますか?」
調査してるときに聞いたんですが、上の条件があるなら三角コーナーはいらないということでした。
条件1の排水口ネットは簡単ですよね。
スーパーにも売っているし、ネット通販でも売っています。
だから用意しなくちゃいけないのは、三角コーナーの代わりになるゴミ箱だけです。
三角コーナーを置かないメリット
ニオイが減る
台所から嫌なニオイがするな~と思ったら、三角コーナーが原因だったなんてことはよくあります。
三角コーナーって野菜の皮だけならニオイしないんですよね。ニオイたちは、皮が入ってる時にカップ麺の残りを捨てるとやってきます。
そもそも三角コーナーを置かなければ、野菜の皮とカップ麺が出会うことはありません。
コバエが減る
三角コーナーの汚れはコバエの原因。
特に夏場!
三角コーナーの裏側など、よく洗わない箇所にヌメりが発生して、コバエの住みやすい環境になってしまうんです。
これも三角コーナーを置かないことで解決です。
三角コーナーを洗わなくていい
コーナーを清潔に保ちたい!
だけどそのためには、毎日使い終わったら洗う必要がありました。サボると細菌が繁殖して不衛生になってしまう……。
最初からコーナーを置かないなら、その心配も要らず、いつでも台所は清潔です。
流し台のスペースが広くなる
三角コーナーが占有していたスペースを空けられます。
流し台が広くなれば、洗い物もしやすいし、キッチンでも作業効率もアップです。
生ゴミの処理方法
シンク下に取り付けるゴミ箱
こんなゴミ箱を取り付けておいて、大きな生ゴミが出たらここに捨てます。
ゴミ箱を覆うように、ビニール袋を入れるのがベスト!
そうすればゴミ箱を洗う必要がありません。
袋にゴミが溜まったら、あとは縛って捨てるだけで処理できます。
ポリ袋エコホルダー
一見すると、何だろう……となりますが、これはスーパーに置いてある無料ポリ袋のホルダーです。
台所以外でも、ちょっとしたゴミ箱の代わりとして使えるのが特徴です。
ポリ袋は100円均一にも売っているので、スーパーで袋をもらわない人でも使えますし、1枚あたりの値段が安いです。
まだ少ししかゴミが溜まってないけど……縛って捨てたい!
そんなときでも、袋が安いので遠慮なく捨てられます。
チラシの手作りゴミ箱に入れる
動画のように、広告チラシを折れば手作りのゴミ箱が作れます。
チラシ箱の底面に新聞紙を敷いておけば、多少の水分があっても大丈夫。チラシから箱を作れるようになれば、水切り袋の節約になりますね。
ディスポーザーに流す
マンションなど、新しいキッチンについているのがディスポーザー。
いわゆる、生ゴミ処理機です。
シンクと直接繋がっているので、ゴミば出たらディスポーザーの穴に落とすだけで処理できます。
リフォームで後付けもできますが、本体が5万円~6万円しますし、メンテナンスが大変なので日本では不人気です。
穴にスプーンを落とすと、スプーンを砕こうとして故障するとか……。
ゴミ捨てのポイント
三角コーナーを使わない時のゴミ捨ては、「袋に溜めてすぐ捨てる」がキーワードです。
手を汚さないよう、縛って捨てる環境を作ることが三角コーナーなしで生活するコツです。