2度の地震を経験した私が買った、最低限の防災グッズ一覧

2011年3月11日の東日本大震災では「震度5強」を経験し、2018年9月6日の北海道地震(北海道胆振東部地震)では「震度5弱」を経験しました。
その経験を踏まえ、我が家でやっていることを一覧にしました。

最初は、防災グッズを効率よく買うためのコツです。

賞味期限を5の倍数で揃える

売られている保存食の期間はバラバラです。

  • 2年のもの
  • 3年のもの
  • 5年のもの
  • 7年のもの
  • 10年のもの

保存食は、期限の長いものを買うのが基本です。

が、7年ものより、5年もののほうが防災に適していると思っています。

保存食は一定期間で買い直しが必要です。もしも、3年、5年、7年というようにバラバラの期限で買っているとどうでしょう。

見直しのタイミングがわかりづらく、買い直すのを忘れたり、気づいたら期限が切れてしまっていることになります。

期限を「5年」と「10年」で揃えておけば、5年ごとに見直すというルールで食料を管理できます。これなら見直し忘れがなくなり、より安全に災害への備えができます。

電池サイズを揃える

災害用グッズで電池を使うのは次の3つです。

  • 災害用ライト
  • 災害用ラジオ
  • 乾電池式のスマホ充電器

これら3つを買うとき、「同じサイズの電池」を使う製品で揃えるようにします。我が家では単3電池の製品を買いました。

電池サイズを統一することで、単3電池さえストックしておけば大丈夫という状態を作ります。

100円ショップや家電ショップで、単3電池をまとめ買いしておけば、どの防災グッズにも同じ電池が使えます。

電池のサイズについて

家庭でよく使われる乾電池は4種類です。

  • 単1(太い)
  • 単2(やや太い)
  • 単3(普通)
  • 単4(細い)

単1~単2電池を使うもの
→大型の懐中電灯、ラジオ

単3電池を使うもの
→小型の懐中電灯、小型のラジオ

単4電池を使うもの
→テレビのリモコン

最低限の保存食の量を知る

一般的には、3日分の食料があれば大丈夫と言われています。

何もしなくても自動的に消費するエネルギーを「基礎代謝」と呼びます。食べる量が基礎代謝よりも低くなると、脂肪が分解されて痩せていきます。

基礎代謝には個人差があり、背の低い人でも最低1,200キロカロリーは消費します。

そのため、1食あたり400キロカロリーをとり、1日に合計1,200キロカロリーを摂取するのが最低ラインと言えるでしょう。

最低ラインを下回っても平気だった

私は食欲がない時期(災害とは別)に1日800キロカロリー以下で1週間過ごしたことがあります。普通に動けました。一気に2.5キロ痩せましたが、死ぬ気配はまったくありませんでした。

「人間は水と塩さえあれば食べずに3日生きられる」と言われています。そのため、1日くらい最低ラインを切っても、そこまで悲観しなくていいでしょう。

最低限の防災グッズ一覧

アルファ米

アルファ米は水だけで食べれるようになるお米です。5年期限です。

尾西食品 アルファ米10種類セット(各味1食×10種類)

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買ってみた

災害用の五目ごはん

五目ごはんを買いました。ダンボールに入って届きました。

パッケージ

1つ1つパッケージされてます。

アレルギー表記

アレルギー表記あります。

1食(100g)あたり……熱量377Kcal、たんぱく質6.9g、脂質3.8g、炭水化物78.7g、食塩相当量1.8g

賞味期限の記載

右上に賞味期限が書かれていて、期限がわかりやすいです。

ビスケット系

ビスケット系は水がなくても食べられます。5年期限です。

ペットボトル水

成人が必要とする1日の水分は3リットルです。

真夏に停電してクーラーが使えないことを考えると多めに用意しておきたいところです。

5年期限です。

匠美 立山の天然水 5年保存用 2L×6本

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買ってみた

5年保存水

5年保存水を12リットル買いました。

水の本数

2リットルペットボトルの6本入りです。

水のラベル

パッケージにも5年保存と記載されてます。

軟水

硬度は49mg/Lの軟水です。東京都の水道水は「50~75mg/L」なので、それより低くて飲みやすいです。

最低限のトイレ

トイレの水を流すと1回で10リットル消費します。
1日3回トイレに行くと30リットル。3日で90リットルです。

生活用水を90リットルも備蓄しておけないので、袋タイプの簡易トイレを使います。

凝固剤入りだとニオイを抑えてくれます。

小久保 緊急簡易トイレ 凝固剤入10回分入 KM-012

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買ってみた

非常用トイレセット

30回分のものを買いました。

ビニール袋

袋と消臭剤が入ってます。

消臭剤

消臭剤は1包6g入りです。抗菌・凝固成分も入っています。

スマホ充電器

モバイルバッテリーとも呼ばれます。スマホ充電器は2種類あります。

  • 乾電池を使うタイプ
  • 予め蓄電しておくタイプ

地域によっては停電の復旧まで1週間かかることもあります。

これから災害用にモバイルバッテリーを買う人なら、乾電池を使って充電するタイプを買ってください。
充電式は普段からモバイルバッテリーを充電しておかないと駄目なので、いざというときに電池が切れているパターンがあります。

単3電池で充電タイプ

単3電池4本で充電ができます。

コアウェーブ USB充電器電池式 単三型4本使用900mA出力

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買ってみた

enevolt GOSY

enevolt GOSYを買いました。

内容物

入っているのは本体、ケーブル、説明書です。

単3電池と単4電池の両方が使えます。

Micro USB Micro-B

付属のケーブル端子はこの形。Micro USB Micro-Bです。端子が合わない時は普段使ってるスマホの充電ケーブルを挿して使います。

Gosyは「普通の乾電池からスマホへ充電」のほか、コンセントからニッケル水素充電池(充電式の乾電池)に充電することもできます。

モバイルバッテリー

事前に充電しておくタイプです。品質が高いのは「Anker」で、コスパがいいのは「RAVPower」です。

買ってみた

パナソニック製モバイルバッテリー

パナソニックのGS POWER(容量5800mAh)と、

GS POWERの内容物
RAV POWER

RAVPower(容量10,000mAh)を買いました。

RAVPOWERの内容物

GS POWERの付属ケーブルはMicro USB Micro-Bです。iPhone用の変換アダプタがついています。

TYPEC

RAVPowerの付属ケーブルはMicro USB Micro-Bです。USB TYPE Cへの変換アダプタがついてます。

GS POWER(容量5800mAh)を使って調べます。電池容量3000mAhのスマホを充電しました。スペック上は約2回のフル充電が可能ですが……。実際は0%から87%まで1回充電して終わりでした。いざというときのために容量10,000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶのがいいでしょう。

ラジオ

スマホがあれば「ラジコ」という無料アプリでラジオが聞けます。

しかし、スマホの電波が切れることもあるので、小型ラジオを持っておいてほうが安心です。

小型ラジオ

単3電池で動きます。

懐中電灯・ライト

スマホをライト代わりにできますが、無駄に電池を消費してしまいます。電池で動くライトや懐中電灯があると便利です。

おすすめはランタン照明タイプです。電池が長持ちします。

単3電池で動きます。最大70時間連続で光ります。

買ってみた

2WAYライト

ランタン&トーチライトの2AWAYアウトドアライトを買いました。

単3乾電池

単3乾電池3本で動きます。

フック付き

フック付き。ぶら下げられます。

トーチライトの明るさ

トーチライトはこんな感じ。

ランタンの明るさ

ランタンはこんな感じです。
以下は、連続点灯時間の目安です。

  • ランタンライト 約70時間
  • トーチライト 約140時間

水を運ぶタンク

ウォータータンクは2種類あります。

  • ハードタイプ
  • ソフトタイプ

ハードタイプの特徴

ハードは水を備蓄しておくのに使います。常に水道水を入れておき、玄関や物置にしまっておきます。

うちは置く場所がないので買いませんでした。今までの災害を見ると、被災地には優先して水が届けられています。ソフトタイプの給水袋があれば大丈夫ではないだろうかという考えです。

ソフトタイプの特徴

ソフトは折り畳んで収納できます。断水したとき、給水所まで持っていき、ウォータータンクに水を入れて持って帰ってきます。

非常用給水バッグ 5L用 ×5個セット

非常用給水バッグ 5L用 ×5個セット

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買ってみた

折りたたみタイプの給水バッグを購入しました。

「持ち手のところが痛そう……」と思っていましたが、持ってみると意外と丸く処理されているので大丈夫でした。収納に場所を取らないので数枚持っておくと安心です。

カセットコンロ

ガスが止まったとき用に、カセットコンロとガスボンベを買います。調理だけでなく、お湯を沸かすのにも使えます。

髪を洗うのに使える

停電&断ガスになるとお風呂のシャワーが冷水になります。

カセットコンロでお湯を沸かし、バケツにお湯と水を入れてぬるま湯を作れば髪を洗いやすくなります。

同じメーカーのものを揃えた

カセットコンロとボンベはメーカーを揃えました。一応、一般的にはメーカーを揃えなくても使えますが、念のために同じメーカーにしました。

ライター&マッチ

電池が切れてもシーチキンを使ったアルコールランプや、サラダ油を使ったアルコールランプを手作りすることで灯りを確保できます。

火をつけるためにマッチかライターがあると便利です。

停電のときサラダ油でアルコールランプを作りました。しかし、ライターもマッチもなかったので火がつけられませんでした。災害初日はお店がしまっていて、結局ランプは使えませんでした。

ろうそく

灯り確保の予備として用意しておきます。災害が地震のときは、揺れでろうそくが倒れて火事になる危険性があります。台風による停電向けの防災グッズです。

停電時の暖房

停電していても使える電気のいらない暖房については次のページにまとめました。

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防災リュック

避難時に持っていく防災リュックを家族の人数分用意しました。

防災リュックの中身

防災リュックの中身として必要とされるものをまとめました。

  • 家族の連絡先メモ
  • タオル
  • 小型ラジオ
  • ビスケット系の保存食
  • 少量の飲料水
  • お金 千円札と小銭
  • 使い捨てカイロ
  • ラップ
  • 非常用トイレ
  • メモ、筆記用具
  • 乾電池
  • 携帯充電器
  • マスク
  • 手袋
  • ティッシュ
  • ウェットティッシュ
  • 消毒液
  • 靴下
  • パンツ類
  • 紙おむつ、粉ミルク、哺乳瓶

この中で、意外と大事なのが「連絡先」と「タオル」です。

連絡先のメモ

最近は携帯電話のアドレス帳やLINEで連絡を取る人が増えたので、電話番号を覚えていないかもしれません。家族の連絡先メモは必須だと思います。

タオル

タオルは止血、洗った手や顔を拭く、雨で濡れた体を拭く、濡らしてクビに巻く熱中症対策、マフラー代わりと使い道が多いです。

赤ちゃん用品

赤ちゃん用品はすぐに売り切れます。おむつや粉ミルクはある程度ストックしておきましょう。Amazonプライムに加入すると「Amazonファミリー」というサービスを受けられます。ベビー用品が安く買えるようになります。

忘れずに水筒を用意

水筒は、ミルクを作るためのお湯を貰うときに使います。

ローリングストックの裏技

ローリングストックとは、

  1. 普段から多めに食料を買っておく
  2. 日常で使う
  3. 使った分を買い足す

という3つのサイクルで「ストック食料をぐるぐる回す」ことです。

ストックのポイント

備蓄専用の食料を買わないので、災害が起きなかったとしても無駄になりません。古いものから食べていくので賞味期限切れもなしです。

ストックする食材は以下のようなものです。

  • お米
  • めん類
  • 小麦粉
  • レトルト食品
  • 缶詰
  • 溶かして飲むスープ
  • 乾物(わかめ、のり)
  • お菓子(飴など)

ワンストックの裏技

ローリングストックの問題点は、人によってストックをうまく管理できないことです。

私は管理したくないのでローリングストックはしません。

ストックしているのはカップラーメンだけです。

カップ麺の賞味期限は約6ヶ月。日常的に食べるので期限切れになることはありません。常にカップ麺を10個以上ストックしてあります。

何が裏技なのか……。

カップ麺は水で戻る

電気やガスがなくても、水さえあれば食べられます。

カップ麺は熱湯で3分というのが定番ですが、水を入れても45分待てば食べられるようになります。

お米や小麦粉
→加熱が必要

カップ麺
→水だけ

上記のような理由から、うちではカップ麺だけを大量買いしてあります。

意外と役立ったもの

防災グッズとしてあまり紹介されないけど、私が役立ったと感じたものを紹介します。

1位.タブレット端末

停電中に活躍したのがタブレットでした。

  • スマホが使えない(電池節約)
  • テレビはつかない
  • 仕事はできない(PCつかない)
  • 18時以降は暗くて本が読めない

何もしない時間がとても長く感じますし、人によっては不安な気持ちが強くなるかもしれません。気を紛らわせてくれたのがタブレットでした。

2位.ビタミン剤

普段からディアナチュラのマルチビタミンを飲んでいます。このビタミン剤が災害時にも役立ちました。これは1日3粒が目安になっているのですが、あえて1日1粒だけしか飲まないという使い方をしてます。

ビタミンには水溶性と脂溶性の2つがあります。脂溶性であるビタミンA・D・E・Kは過剰摂取で体内に蓄積し、頭痛や吐き気の原因になります。

本来なら3粒飲むところを1粒に抑え、過剰摂取にならないけど最低限のビタミンは摂れる状態にしています。

3位.プロテイン

BODYWINGのホエイプロテイン(100%無添加)を買ってあります。これは人工甘味料が入っていません。甘くないです。スキムミルクに近い味です。

災害時は食べものが「おにぎり、パン、麺類」などの炭水化物に偏りがちになり、タンパク質が不足します。

タンパク質は筋肉を維持するのに使われます。血液の材料にもなります。プロテインを買っておくだけで食事の偏りを抑えられます。

防災対策アプリ

Yahoo防災速報

地震、津波、豪雨などの災害を通知してくれるアプリです。

格安スマホを使っている人の中には「Jアラート」や「緊急地震速報」が鳴らない人もいます。我が家の携帯も格安スマホなので鳴りません。家族全員のスマホに「Yahoo防災速報」を入れてあります。

ゆれくるコール

こちらは地震に特化した震災情報アプリです。アプリ内で震度マップや津波情報を表示できます。

行動リストを作った

買い物以外でやったのは、行動リストを作ることです。実際に災害が起きたとき、どういう風に動くのかを紙に書いて貼っておきます。

以下は地震がおさまったあと「避難指示があった場合」の動きです。

【家】

  1. 用意してあるリュックを持つ
  2. 自転車に乗る
  3. ●●へ移動する

【外】

  1. 家族のことは考えず、自分だけを守る
  2. 現在地から1番近い避難所●●や●●に移動する

急に大地震がくると簡単なことができなくなります。パニックになってもいいように、とにかくシンプルなメモを貼っておきました。

自分だけを守る

子供や老人がおらず、車を持っていない我が家でのルールです。

「助けよう」としてすれ違いを起こすよりも個人で逃げたほうが生存率が高いと考えました。

防災カードを作った

防災カードとは、自分の身に何かあったときに、救助の人に自分の情報や、家族の情報を知らせるためのメモです。
家族それぞれのカードを作って、財布に入れて持ち歩くことにしました。

防災カードには以下の項目を書いておきます。

  • 名前
  • 住所
  • 年齢
  • 誕生日
  • 血液型
  • 電話番号
  • 家族の名前
  • 家族の電話番号
  • 緊急時の連絡方法

その他の防災の情報

被災者の経験談は信じるな!?

被災したあと何が大変だったのか。経験談を聞いて情報収集をするのは大切です。しかし、経験だけを参考にすると落とし穴にハマります。防災対策をしようと思ったとき、最初にやることは以下のような準備ですね。

  • 常用持ち出し袋
  • 飲料水
  • 生活用水のストック
  • 保存できる食料
  • 手回しラジオ
  • ソーラー充電器

被災者の経験談で多いのが「水がなくてトイレに困った」「保存食が調理できなかった」「電気がなくて不便だった」というような情報です。これらは正しい情報ですが、1つ見落としがあります。

これらは、生き残った人の意見だということ。

大地震の死者

阪神淡路大震災のときの死者は6,000人前後でした。このうち8割が、家屋の倒壊や家具に潰されて亡くなっています。

トイレで困る以前の問題です。

つまり、防災対策として1番最初に考えるのは家具を固定することです。

2番目に優先する防災対策

2番目に優先するのはケガをしないようにすることです。ケガの原因の多くは、ガラスが割れたことと家具が倒れたことです。ケガをしていては逃げ送れる可能性がありますし、そのあとの生活も大変になります。2番目に考えるのはガラスの飛散防止ということになります。

家具転倒を防ぐ4つの工夫

  • 家具を固定するグッズを買うのが確実
  • しかし、グッズは先延ばしにしがち……
  • 工夫をすればお金をかけずに倒れるのを予防できる

1.重い物を下に置く

  • 棚の下に百科事典のような重い物を置く
  • 上には文庫本や小物などの軽いものを置く
  • これは食器棚の場合も同じ
  • 下に鍋や丼といった重い物を置く
  • 上にプラスチック容器などの軽いものを置く

これだけでも棚が倒れにくくなります。

2.置き場所をずらす

  • 家具には倒れやすい方向がある
  • 横長のタンスは前方に倒れやすい
  • 家具の前方にベッドを置かないほうがいい
  • 家具をずらすと寝ている間の危険を減らせる
  • 家具とベッドの距離を離すのも有効

部屋のレイアウトを変えるだけで危険率が下がります。

3.ベッドの横にストッパー

  • ベッドの横に低い家具を置くと安全性が高くなる
  • ベッドよりも少し高い家具がベスト
  • 天井が崩れても、ベッドより先に背の低い家具にぶつかる
  • ベッドと家具の隙間ができる

寝ているスペースに隙間ができるので物が落ちてきたときに致命傷を避けやすくなります。

4.ダンボールを挟む

  • 家具と天井の間にダンボールを挟む
  • 突っ張り棒に比べて信頼性は低い
  • でも、ないよりあったほうが倒れにくい
  • 横並びの家具と家具の間にもダンボールを挟むといい

横並びの家具にダンボールを挟むのも有効。摩擦が大きくなって揺れが軽減されます。

転倒防止グッズ

転倒防止グッズとして以下のようなアイテムが使われます。

  • 耐震ジェル
  • 突っ張り棒
  • ふんばる君

ガラスの飛散を防ぐ2つの方法

1.カーテンをしめる

  • カーテンで窓ガラスの飛散を軽減
  • レースカーテンは穴があるので飛び散ってしまう
  • 穴のない布カーテンやビニールカーテンがいい

2.飛散防止フィルムを貼る

透明のフィルムをガラスに貼ると飛び散らなくなります。

  • 透明なので窓の見た目は変わらない
  • フィルムは鏡にも貼れる
  • 飛散防止フィルムを貼ってもガラスは割れる
  • 割れるけど破片はバラバラにならない

ガラスが割れたあとどうするの?

  • ガラスが割れた付近を歩かない
  • 子供やペットは近づけない
  • 必ず靴やスリッパを履く

ガラスの拾い方

  • 軍手をつけて大きなガラスを拾う
  • 拾ったガラスはダンボール箱や容器の中に入れる
  • 粉状になったガラスは掃除機で吸う
  • サイクロン掃除機はNG
  • ガムテープや粘着ローラーを使ってもいい

ガラスでケガをしたとき

ガラスの破片が深く刺さっている場合は、抜かないほうが出血量を抑えられるケースもあります。明らかにガラス片を抜かないほうがいい場合は、ガラスの上から包帯で固定し、専門家に処置をして貰うようにします。

便利な掃除用具は?

充電式の掃除機があると停電していても使えます。ホウキ、チリトリ、ホコリ拭きシート、ウェットティッシュ、などがあると便利です。

シチュエーション別の対策

車を置いて逃げるとき

車の運転中に地震が起きた場合、ゆっくりと減速して道路左側に停車。すぐにカーラジオやスマホで情報を確認。車を置いて避難すると判断したら、エンジンを切ってキーをつけたまま、ドアの鍵をかけずに移動します。貴重品はすべて持っていきましょう。車の中に電話番号や自分の名前を書いたメモを残しておきます。

スーパーにいるとき

お店にいるときは買い物かごを頭の上に掲げます。頭とかごを密着させると衝撃を受けてしまうので、かごを頭から少し離しておきます。

津波の危険がある地域

津波の危険があるならばできるだけ海から離れ、高い場所に移動します。津波は数百キロのスピードで襲ってきます。津波が見えてから逃げようという考えは非常に危険。津波の危険地域なら、地震直後から避難準備をしておき、避難指示が出た瞬間に逃げ出せるようにしておくべきです。危険がわかりきっている場合は、避難指示が出る前に自らの判断で高台へ移動する対策も必要です。

家族が家具に挟まれてしまった

家具や半壊した家に挟まれてしまったら車用のジャッキが役立ちます。フロアジャッキなら約2トン。タイヤ交換用のジャッキなら約1トンまで持ち上がります。ジャッキで持ち上げて挟まれた人を助けます。ただし、閉じ込められているだけで挟まれていない場合は注意。ジャッキを使うことで逆に瓦礫が崩れてしまうことも考えられます。ジャッキがあるからといって安直に考えず、慎重に判断・作業を行う必要があります。

長時間挟まれたら

人体を長時間圧迫すると、クラッシュシンドロームという症状が起きる。救出後に亡くなってしまう状態です。どれくらいの時間圧迫されると危険なのかは年齢や体の大きさによって違います。成人は2時間以内に救出すると、クラッシュシンドロームの危険性が低くなります。圧迫から時間が経っている場合、レスキューや救急隊に任せるというのも1つの選択肢として考えておくとよいでしょう。

緊急の場合

どうしても助け出さなければいけない状態なら、救出後に水を沢山飲ませることがクラッシュシンドロームを緩和すると言われています。

家族との連絡手段

災害が起きると電話回線が圧迫され、すぐに電話が繋がらなくなります。固定電話がある人は災害用伝言ダイヤルが使って対策可能です。番号は「171」です。「イナイ」と覚えると忘れません。

録音(投稿)する側

「171」に電話をかける。自動音声でガイダンスが流れるため、そのとおりに操作する。音声を録音(投稿)する前に自宅の電話番号を入力する。※ここでは仮に111-111-1111という番号だったとする

再生するとき

「171」に電話をかける。自動音声でガイダンスが流れるため、そのとおりに操作する。録音を聞きたい電話番号(今回なら111-111-1111)を入力する。録音されているメッセージを聞くことができる。

無事なときも発信しよう

「SNS」「メール」「LINE」を使って、無事だったことを家族に知らせましょう。遠方にいる家族ではニュースで災害を知りますが、ニュースでは被害地域を特定できません。無駄に心配をさせてしまいます。

※心配した人が電話して回線を圧迫し、本当に必要な人の電話が使えないこともあります。

震災後に起きるできごと

お店に行列ができる

  • 震災後は食料や燃料を確保しようとする人が大勢
  • コンビニやスーパーは行列
  • すぐに売り切れて満足に買えない

電池や非常食など、事前に買っておくことが大切です。何を買っておけばいいかは前述の通り。

体験談

地震の翌日くらいからコンビニ、スーパー、家電店、ホームセンターなど、一部の店が短時間だけオープンします。どの店も行列になります。いろいろなお店を巡って、必要なものを揃えます。

  • 常温保存できる食料
  • 飲み水(カフェインレスのお茶)
  • 懐中電灯
  • 電池
  • モバイルバッテリー
  • ラジオ

1番最初に売り切れたのは水、懐中電灯、電池、モバイルバッテリー、スマホ充電器、ラジオです。私の地域では、カップ麺、カロリーメイト、シリアルなどの保存食は地震翌日の夕方でも在庫ありでした。

停電する

地域によっては停電が長く続きます。電気がないと……。

  • ヒーターやエアコンが使えない
  • 夜はまっくら
  • 街灯も消えてるので普段より暗い

暖を取れるようにホッカイロや寝袋があると便利です。

1~3日後に支援物資が届く

1~3日すると水が貰えるようになります。「最低3日分の食料をストックしておく」と言われるのは、支援物資が届くまで3日くらいかかるためです。もともとは3日分でしたが、広範囲の被災の場合は支援まで1週間かかることもあります。最新情報では7日分のストックが推奨されています。

お金があっても買い物できない

商品が入荷されないのでお店の在庫はすぐになくなります。コンビニ、スーパー、ドラッグストアは売り切れ状態に。ミルクや紙おむつといったベビー用品も買えなくなります。

野菜が買えない

野菜は入荷が少なく、売り切れやすいです。値段も高くなります。青汁やマルチビタミンのようなサプリが活躍します。

PTSD(トラウマ)の対策

災害にあったときに心にショックを受けると、被災のフラッシュバックや恐怖感、不安感の持続などが起きます。いわゆるトラウマと呼ばれるもので正式にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれます。PTSDを防ぐ方法は「作業を続けること」です。

研究結果

スウェーデンのストックホルムには、カロリンスカ医科大学という研究機関があります。この大学からは何人もノーベル賞受賞者が出ており、ヨーロッパを代表する研究機関とされています。カロリンスカ医科大学の研究によると、事故から6時間以内にパズルゲームのテトリスをプレイした人は、PTSDの症状が2倍以上軽減されるそうです。

考え込む時間を減らす

一人で考え込む時間が長いとフラッシュバックしやすく、何か作業をしたり、会話をしているほうが症状が軽減されるということ。被災して6時間以内にゲームなんてやってる余裕はないですが、作業なら話は別です。片付けを手伝ったり、今後の方針を話し合うなど、前向きな行動を続けることがPTSDの対策になります。

子供を一人にしない

子供にも何かしら頼みごとをし、何かの作業をさせましょう(折り紙など、役立たない作業でも構いません)。一人で考え込む時間を減らしてあげます。

災害のよくある質問

現金がない!どうすればいいの?

避難所では、毛布、水、食料が無料で配布される。被災直後にお金がなくても生活は可能。災害から1日~3週間経つとお店の営業が再開。大規模災害の場合は、通常、印鑑、キャッシュカードがなくても本人確認ができれば銀行からお金をおろせる。本人確認書類(保険証や免許証)は常に持ち歩きたいですね。

災害時に自転車は使える?

地割れがなければ自転車は役立ちます。自転車があれば行動範囲が広がり、複数のスーパーに行けます。車と違って燃料がいらないのもマル。クロスバイクやロードバイクにはカゴがついておらず、タイヤも細いので悪路を走るのには向いていません。防災対策としてはカゴ付きのママチャリがベストです。

室内用の靴が買えない

床に物やガラス片が散乱したとき、室内用の靴があれば安全に歩けます。しかし、靴を何足も用意できない場合もありますね。そんなときは各部屋にスリッパだけでも用意しておきましょう。100円均一で買える安いものでOKです。

逃げる時の靴は?

履きなれたスニーカーです。女性の中にはスニーカーを持っていない人がいるかもしれません。防災のことを考えると最低1足は持っておきたいところです。

ペット(猫・犬)の防災

首輪と迷子札をつける

一緒に避難しようと考えていても、災害時は普段通りの行動ができません。

逃げるときペットとはぐれてしまうことも。

実際に震災が起きたとき、迷子になった犬や猫がたくさん保護されました。

しかし、首輪や迷子札がなかったため、誰のペットなのかがすぐにわからず飼い主探しが難航しました。

迷子札は犬や猫のストレスになるから、つけない派の人も多いでしょう。しかし、災害対策という面で見れば迷子札があると確実に役立ちます。

ストレスが低い迷子札

チャームタイプ(キーホルダータイプ)の迷子札はぶらぶらしてストレス。素材にハリガネを含むものは壊れたときに刺さって傷つける可能性があるのでNG。

おすすめは刺繍入りのオーダーメイド品です。

  • 濡れても消えない
  • こすっても消えない
  • ぶらぶらしない
  • 硬い部分が少ない

そこまで高くはないので、災害対策として1つ作っておくといいですね。トップワンというショップは細かなオーダーに対応してくれます。

キャリーとリードの練習

はじめてキャリーに入ると強いストレスを感じます。ときどきリードをつけて練習する時間をつくりましょう。

水のストック

ペットフード3日分のほか、水もストックしておきます。ペットにあげる水は軟水です。水には硬水と軟水があります。日本の水道水は軟水。ミネラルウォーターもだいたい軟水です。外国のミネラルウォーターは硬水が多いです。ペット用に備蓄するときは日本の水を選ぶと安心です。

ペット用防災グッズ一覧

  • リード
  • ケージ
  • 持ち運び用のケージ
  • トイレシート
  • 餌入れ容器
  • 水やり容器
  • ペットフード
  • ガムテープ
  • 飼い主の連絡先
  • タオル
  • ブラシ
  • おもちゃ
  • 洗濯ネット

猫は洗濯ネットに入れてあげると安心してくれるので、逃げるときに役立ちます。すぐに入れるように大きめの洗濯ネットを用意します。

まとめ

二度の災害を経験してわかったことは次の3つです。

  • 基本が1番大事
  • 防災はシンプルなことの積み重ね
  • 結局「原始的なもの」が役立つ

『それをやるか、先延ばしにするか』です。

防災対策の1つ1つは簡単なことです。今まで私は先延ばしにしていた部分もありましたが、さすがに2回も地震を経験したので学びました。これからは真剣に防災対策をしたいと思います。

このページをお役に立てていただければ幸いです。まだ復旧していない地域のかたのご無事と健康をお祈りいたします。