節約するならプリンターを買うな
手取り16万円的☆プリンターの選び方は「プリンターを買わない」です。
その理由は、コンビニプリントと写真屋プリントの進化です。
今は無料アプリを入れるだけで、登録なしでコンビニプリントが使えます。スマホに入っている写真や文章を簡単に印刷できます。
パソコンで編集した資料も、Googleドライブを経由すれば、すぐにスマホに移動できます。
写真プリントのも進化しました。
カメラのキタムラなどの写真屋さんに行くと、プリント機が置いてあって写真プリントができます。
コンビニよりもキレイに写真化できます。
ちょっとした印刷をするなら、もはやプリンターは不要です。
プリンターはインクビジネス
インクを高く買わせるのが、プリンターのビジネスモデルです。
最近はカラーインクの色数が増えており、インク代も高くなっています。昔は4色だったものが5色、6色と増えています。
「Canon インクタンクBCI-326」を見ると、6色で5000円以上します。インク代を考えるとプリンターを持つことは大きな出費です。
プリンターは特別な用途のときに買う
手取り16万円的☆選び方としては、以下のような理由があるときだけプリンターを買います。
- 年賀状を大量に印刷する
- 写真を大量に印刷する
- 頻繁に文書を印刷する
詳しいプリンターの選び方
プリンターには「インクジェット」や「レーザープリンター」などいくつかの種類があります。
- インクジェット★
- フォトプリンタ★
- ドットインパクト
- レーザープリンタ
家庭で使うのは★のついている2つだけです。
ドットインパクトやレーザープリンタは業務用で使われることが殆どなので、このページでは無視します。
インクジェットとフォトプリンターの違い
インクジェットとフォトプリンターの違いは、印刷サイズです。
フォトプリンタは写真サイズ限定です。
インクジェットは写真~A4など、幅広いサイズで印刷できます。
その他の違いは以下の通り。
比較 | インク ジェット | フォト プリンタ |
---|---|---|
方式 | インク | 昇華型 |
綺麗さ | ○ | ◎ |
色あせ | 普通 | 長持ち |
印刷 速度 | 普通 | 速い |
用紙 | 選べる | 専用の 用紙のみ |
サイズ | 選べる | 写真専用 |
コスパ | ◎ | ○ |
インクジェットの特徴
家庭用プリンターと言えばインクジェットプリンターのことです。
仕組み
- プリンターにカートリッジをセットして使う
- 紙にインクを噴きつけてプリントする
※カートリッジとは、インクが入った容器のこと
インクジェットのメリット
インクジェットのメリットは、大きな用紙に印刷できることです。複数色のインクを噴きつけて、とても小さな色の違いを表現します。
- 印刷サイズが大きい
- 本体の価格が安い
インクジェットのデメリット
インクジェットのデメリットは、インクのカートリッジが高いということです。本体価格が安い代わりにインクが高く売られています。
- インクの減りが早い
- インクの値段が高い
フォトプリンターの特徴
フォトプリンターは写真サイズに特化した小型プリンターです。
過去には、
- インクジェット方式
- 昇華型熱転写方式
- Printpix(TA)方式
というようにいくつかの方式がありましたが、現在は小型化にともなって昇華型が主流です(一部の機種はインクジェット方式)。
フォトプリンターのメリット
写真を綺麗に印刷できる点です。プリンター本体が小さいので置き場所にも困りません。
フォトプリンターのデメリット
写真サイズしか印刷できないことがデメリットです。大きめの資料を作るといった用途では使えません。
- 印刷サイズが限られる
- 専用の用紙にしか印刷できない
インクジェットプリンタの選び方
用途に応じてインクを選ぶ
インクジェットのインクは2種類。
- 顔料インク
- 染料インク
何を印刷するかによって最適なインクが決まります。
顔料って何?
顔料は、簡単に言うと文字用インクです。
- ○ 文字の印刷でにじまない
- × 写真の印刷が苦手
- × 光沢紙を使っても光沢が弱い
- × インクが詰まりやすい
染料インクって何?
写真やイラスト向けのインクです。
- ○ 写真のグラデーション表現が精細
- × 文字がにじみやすい
- × 光沢紙以外に印刷すると色が薄い
フォトプリンタの選び方
最初にも書きましたが、フォトプリンターとは「写真サイズを印刷するための小型プリンタのこと」です。大きな印刷ができない代わりに、コンパクトで場所を取らないというメリットがあります。
メリット
- 場所を取らない
- 機能が少ないのでシンプルで使いやすい
- スマホから簡単に写真に出来る
- 年賀状やハガキに印刷できる機種もある
デメリット
- 写真しか印刷できない機種もある
- スキャナやコピーの機能がない
印刷方式の種類
昇華型熱転写方式
熱によってインクを転写する方式です。フォトプリンターの主流です。
インクジェットと昇華型熱転写方式の違い
インクジェットの特徴は、
- 写真がすぐに色褪せる
- 昇華型と比べて画質が悪い
- 印刷に時間がかかる
と言われていました。
昇華型は写真が長持ちし、素早く綺麗に印刷できるのが特徴です。
※現在はインクジェットの進化によりほとんど違いがありません。
昇華型の注意点
昇華型熱転写方式の1番のデメリットは、専用の用紙にしか印刷できないことです。写真専用に使うなら問題ありませんが、年賀状の作成(官製ハガキへの印刷)はできません。
フォトプリンタのインクは1種類
インクジェットのインクは「顔料インク」と「染料インク」の2種類がありますが、フォトプリンターのインクは1種類のみです。
フォトプリンターは写真用なので、どのメーカーでも染料インクが使われています。
インクの色数でキレイさが変わる
むかしは3色のインクを混ぜあわせて色を表現していましたが、最近は4色~8色にインクを増やしたタイプも発売されています。
インクを増やしたことで細かな色の表現が可能になっています。
3色インクの特徴
- 印刷の質はそこそこ
- 印刷コストが安い
4色以上インクの特徴
- 印刷の質が高い
- インク数が多いので印刷コストが高い
年賀状が汚くプリントされる理由
年賀状が汚くプリントされる原因の多くは、印刷物のdpiが低いことです。
『印刷した画像が拡大コピーしたようにザラザラしてる!!!』
ということはないでしょうか。
画像データは点(ドット)の集合です。この点の数が少ないことがザラザラの原因です。
よくわからない!
↓こんな風にイメージするとわかりやすいです。
A3サイズのデータをギュッと縮めてハガキサイズに印刷する
→綺麗
名刺サイズのデータを拡大してハガキサイズに印刷する
→ザラザラ
解決方法
もとのデータサイズが大きければOKです。
スマホで写真を撮るときは、以下のような解像度の設定を選べます。
- 640×480
- 1920×1080
- 3920×2204
印刷するときは1番大きいサイズで撮影します。サイズの大きい写真データを使えばキレイに年賀状印刷ができます。