- プラモデルを初めてやる人
- 大人の趣味にガンプラをやってみたい人
- 何をすればいいかわからない人
こんな人向けにガンプラの始め方&必要な道具一覧をまとめました。この記事を読めば低予算で新しい趣味(ガンプラ・プラモデル)を始められます。
- どんな道具が必要なのか
- どういう流れで作っていけばいいのか
- 予算は1万円(さらに安くも可)
このガンダムを作ったときの手順を追いながら作り方と道具を紹介します。

挨拶
どうも、お久しぶりです。突然ですが、今は2020年12月……。つまり、今年もそろそろ終了です。
今回は大人の趣味探しとしてガンダムのプラモデル塗装に挑戦します。ガンダムもわからない、エヴァ○ゲリオンもわからない。そんな人でもガンプラを楽しめるかチャレンジします。
作ったのはエステバスガンダムです。
店員さんに「初めてガンプラやるんですけど」と言ったらエステバスガンダムを勧めてくれました。私は工作が苦手なので死出の旅路に向かう気分で作っていきます。
ガンタンクも買いました。
ガンダムは知らないけど、ガンタンクって名前は聞いたことあります。店員さんに言ったら奥から出してくれました。ガンタンクはゴツいですね。

必要な道具一覧と流れ
1.ゲートからパーツを切り離す
必要な道具:ニッパー

2.ゲート処理(切り離し跡をキレイに)
必要な道具:ヤスリ

3.色が塗りやすい単位でパーツを組み立てる
必要な道具:なし
4.合わせ目を消す(プラモはめ込みの隙間)
必要な道具:タミヤセメント、ヤスリ

5.色を塗る
必要な道具:塗料、筆(ホームセンター200円)
今回はブラック→シルバー→クリアレッドの順番で重ね塗りしてます。
ブラック(ラッカー塗料)

シルバー(エナメル塗料)

クリアレッド(水性アクリル)

6.塗料を乾かす
必要な道具:猫の爪とぎ(ホームセンターに売ってる)

7.トップコート(表面の保護)
必要な道具:トップコート光沢スプレー

8.組み立てて完成

※シャッター速度を遅くして写真撮影、背景をボカしてます
※色レベルを調整して見たままの色に近づけてます
ガンプラは低予算で始められる大人趣味
3000円+プラモ代の低予算で始められることがわかりました。
ネットで調べると「塗装はエアブラシが必須」と書いてありましたが、筆塗りでもそれなりに完成できました。
初めてのガンプラで何をやればいい?
作業工程を紹介します。
工程1.ゲート切り離し&ゲート処理
ゲート処理?
いきなり専門用語です。大人って嫌ですね。すぐに難しい言葉で問題をすり替えようとする。
パーツをゲートから切り離します。

100円ショップでもいいですが、プラモ用ニッパーのほうがキレイに切れます。タミヤモデラーズニッパーα(1200円)→タミヤ精密(2000円)→アルティメット(8400円)の順に高いです。アルティメットの切れ味は最高のようですが、片刃なので扱いが難しいそうです。
キレイに切り離すコツ
- ゲートが余るように切ってパーツを外す
- そのあと刃とパーツを平行にしてギリギリを切る
ゲート処理
- ギリギリまでニッパーで切る
- ヤスリがけをする

100円ショップの紙ヤスリを使います。400番→800番の順番でヤスリがけします。触ったときにゲート部分がツルツルになればOKです。
工程2.合わせ目を消す
好みに応じて合わせ目を消します。

合わせ目消しには接着剤(タミヤセメント)を使います。タミヤセメントは一般的な接着剤のイメージとは違います。接着剤を塗った部分のプラスチックが溶け、再度固まることによってプラスチック同士がくっつきます。
タミヤセメントの使い方
タミヤセメント(流し込みタイプ)という製品を使います。
- パーツ同士の隙間に垂らす
- パーツをギュッっと押してくっつける
- 溶けたプラスチックがはみ出す
- はみ出した部分をヤスリで削る
上の写真は紙ヤスリの400番→800番→1000番で削ったものです。
工程3.色を塗るための準備(知識編)
ガンプラの色塗り方法は大きく4種類あります。
- ガンダムマーカー
- 筆塗り
- エアブラシ
- スプレー缶
ガンダムマーカー
ガンダムマーカーはペンタイプの道具です。最も手軽に塗装できますが自由度が低いです。
筆塗り(今回はこれ)
筆を使って絵の具のように塗装するのが筆塗りです。練習しないと綺麗に仕上げるのは難しいと言われています。低予算で手軽に始められるので今回は筆塗りを採用しました。
エアブラシ
初心者でも綺麗に塗装できるのがエアブラシです。エアブラシは初期費用が高く付きます。また、塗装ブースが必ず必要になり、エアブラシのメンテナンスも大変です。
スプレー缶
スプレーで塗料を吹き付けます。粒子が大きいためエアブラシほど精細ではありません。初期費用は安いですが塗料のコスパは悪いです。長く使うならエアブラシのほうが最終的に安く済みます。
筆塗りに使える塗料の種類
ラッカー | エナメル | 水性アクリル | |
塗膜 | 超強い | 弱 | 並 |
乾燥 | 高速 | 遅 | 並 |
匂い | 悪い | 並 | 少ない |
筆塗りで色を重ねるときはラッカー塗料→エナメル塗料→水性アクリルの順番にするとスムーズです。
工程4.塗料を筆塗りする
筆塗りは難しいとされていますが、汚れやムラを味だと考えるようにすると、それなりに塗装できます。
今回は「キャンディ塗装」風の汚れメタリックで仕上げます。
キャンディー塗装のやり方
- ブラックを塗る
- その上からシルバーを塗る
- その上からクリアレッドを塗る
キャンディー塗装は3色を塗り重ねて作ります。ムラなくキレイに塗ると、テカテカでピカピカの仕上がりになります。
↓黒を塗ったあと、上からシルバーを塗ろうとしているところ

今回は「キャンディ塗装」風の汚れメタリックなので、シルバーやレッドを塗るとき、塗りムラが出来るように塗ります。塗りムラから下地の黒が透けるので重厚感が出ます。

具体的な手順
- ラッカー塗料ツヤ有りの黒を塗る
- 乾燥で1日待つ
- エナメル塗料のシルバーを塗る
- 乾燥で1日待つ
- 水性アクリルのクリアレッドを塗る
- 乾燥で1日待つ
- もう1度、クリアレッドを塗る
- 乾燥で1日待つ
クリアレッドだけ2回塗りました。画像は1回目の塗りです。

ピカピカのキャンディー塗装にしたい時はシルバーの時点で塗り重ねをしてムラをなくしてください。
塗料の薄め方
今回、塗料の薄め液は一切使いませんでした。プラモ用の塗料は最初から筆塗りに適した硬さになっているそうです。
工程5.トップコート
トップコートで塗装の表面をカバーします。ピカピカにしたい時は光沢スプレー、マットにしたい時はつや消しスプレーを使います。

個人的に1番辛かった作業がこれです。塗装ブースがないので外でやりました。強風の日だったので、ボース粒子が舞って目に入って痛かったです。
トップコートしたあとは1日乾燥させて組み立てれば完成です。
塗料別の筆の洗い方
ラッカー塗料、エナメル塗料、水性アクリルそれぞれの専用薄め液が売られています。薄め液のビンに筆を入れてシャバシャバしたあとキッチンペーパーで水分を拭き取ります。
エナメル塗料うすめ液が売ってなかったので100円ショップのライターオイルで代用しました。

「原材料:石油精製ナフサ」と書いてあるオイルが使えます。
水性アクリルは乾く前なら水洗いができます。塗ったらすぐに水洗いしてキッチンペーパーで水気を切ればOKです。
以上、大人趣味で始めるガンプラの作り方でした。工作が苦手過ぎて本当に死出の旅路になってしまいました。やっぱりケーキバイキングのような手軽な趣味のほうが向いてるみたいです。旅 For Die.
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https://setuyaku-up.com/syumi-ganpura/
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