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【ダジャレの作り方】誰でも量産できる考え方|“生きるマダイ構文”の正体

ダジャレづくり奥義 コラム
ダジャレづくり奥義

ダジャレは「言葉遊び」というとてもシンプルなジャンルですが、その奥にはちょっとした発見やセンスのきらめきが潜んでいます。

本記事では、ダジャレを作りたい人、咄嗟にダジャレを言いたい人に向けてダジャレを大量につくるテクニックを紹介します。「生きるマダイ構文」という技を使えばセンス不要。誰でもかんたんに日常で使えるダジャレを思いつけます。

ダジャレ(駄洒落)とは

ダジャレは似ている言葉を使った言葉遊びです。「トイレにいっといれ」のように似た響きの言葉を使って大して意味のない文章やフレーズを作るのがダジャレです。

ダジャレ(駄洒落)とは、言葉の音の似ている部分を利用して意味をずらし、意外性や脱力感で笑いを生む言葉遊びです。高度な知識や説明を必要とせず、聞いた瞬間にへんてこりんな意味が伝わります。たとえば「トイレにいっといれ」のように似た響きの言葉を使って意味のないフレーズをつくるのがダジャレですね。

ダジャレは寒い?

「寒い」「スベりやすい」といったイメージを持たれやすいのも事実です。これはダジャレ自体が悪いのではなく、意味のない場面で連発したり、使いかたを間違えていることが原因かもしれません。

本来のダジャレは、場を爆笑させるための主役ではなく、空気を少し緩めたり、会話の流れを軽く切り替えたりするための補助的な表現です。うまく使えば、クイズやレクリエーション、日常会話でも違和感なく機能します。

シャレとダジャレの違いは?

ダジャレ
→意味のないフレーズ

シャレ
→意味のあるフレーズ

2つは似ていますが方向性が違います。シャレは江戸時代に流行った俳諧連歌という叙情詩的なテクニックの1つ。ダジャレは無意味な言葉遊びです。

ダジャレの例

→布団が吹っ飛んだ

「布団」と「吹っ飛んだ」は意味的に関連しないのでダジャレです。

シャレの例①

→Peacefulであれよと己を律する

Peaceful(平和/ピスフル)のために自分を「りっする」というのは教訓的な意味合いを持つのでこれはシャレです。

シャレの例②

→ただ1つ、出征から戻る本の折り目で結末読めず察し見る

※戦争に行った親族は戻ってこなかったが本だけが1冊戻ってきた。本には折り目がいくつもあったが後半に折り目がなかったので結末を読んでいないことがわかった。

上記はシャレになっています。「察し見る」と「冊子見る」がかかっており、どちらも親族の最期に関連する意味があります。

ダジャレはセンスではなく「仕組み」で作れる

ダジャレというと「面白い人の才能」「センスのある人だけができるもの」と思われがちですが、実はそうではありません。多くのダジャレには共通する型や考え方があり、それを知れば誰でも作れるようになります。この章では、ダジャレが生まれる仕組みと、思いつかない人が陥りやすい勘違いについて整理します。

ダジャレが思いつかない人がハマりがちな勘違い

ダジャレが思いつかない人ほど、「急に面白いことを言わなければならない」と考えがちです。しかし実際には、ダジャレはひらめき勝負ではなく、言葉を機械的に組み替えた結果として生まれるものです。最初から完成形を目指そうとすると、頭が固まり何も出てこなくなります。

また、「ウケるかどうか」を先に気にしすぎるのもよくある勘違いです。面白さの判定は、その場の雰囲気やテンションで決まります。まずは音が似ている言葉を並べる、文として成立させるといった作業に集中することで自然とダジャレの数は増えていきます。

面白いダジャレに共通する3つの要素

面白いと感じられるダジャレには、いくつかの共通点があります。

音のわかりやすさ

聞いた瞬間に元の言葉が想像できるダジャレほど、理解に時間がかからず、笑いにつながりやすくなります。

文としての自然さ

音が似ていても、不自然な文章になってしまうと違和感が先に立ってしまいます。日常会話として成立するかどうかを意識することで、ダジャレとしての完成度は大きく変わります。

説明不要で伝わること

聞いたあとに解説が必要なダジャレは、どうしてもテンポが悪くなります。意味がすぐに伝わる構造を意識することで場の流れを止めずに使えるダジャレになります。

ダジャレの基本|言葉遊びが成立するパターン

ダジャレは無秩序に生まれているようで、実際にはいくつかの決まった構造があります。音の似た言葉を使う、意味のズレを作る、日常表現を別の文脈に置き換えるなど、基本パターンは意外とシンプルです。まずはダジャレの土台となる構造をチェックしていきます。

音が似ている言葉をずらすパターン

もっとも基本的で使いやすいのが、音が似ている言葉を少しだけずらして使うパターンです。完全に同じ発音でなくても、聞いた人が元の言葉を連想できればダジャレとして成立します。重要なのは、音の一致を狙いすぎて不自然な単語を選ばないことです。

このパターンでは、先に「使いたい音」を決めてから、そこに当てはまる別の意味の言葉を探すと作りやすくなります。

たとえば「パン」を食べているタイミングで「パン」という音をダジャレにしたいとしましょう。「パン」に似た響きの音を考えてズラしていけば自然とダジャレっぽいフレーズが生まれます。

意味のギャップで笑わせるパターン

音だけでなく、意味のズレを利用するのもダジャレの定番です。それまでしていた会話が重苦しいほど、ダジャレを言ったときのギャックが大きくなって笑いが起こります。

このパターンでは、あえて真面目なテンションや普通の説明を用意し、最後に楽しいテンションのダジャレを言うのがポイント。聞き手が一度「普通の話」だと思い込むほど、オチのダジャレが際立ちます。

“生きるマダイ構文”とは何か?

数あるダジャレ構文の中でも、特に量産しやすいのが「生きるマダイ構文」です。これは共通テンプレートの○○の部分を埋めるだけで自然とダジャレがつくれるシステム。ダジャレづくりの初心者でもかんたんに使える型です。この章では、「生きるマダイ構文」がどんな仕組みで成り立っているのかを基本形から解説します。

生きるマダイ構文の基本形と考え方

生きるマダイ構文とは?
→最後の2文字が動詞で終わるダジャレ

ダジャレの具体例は?
→生きるマダイ切る(生きる真鯛切る)

使うための3つの手順

①最後にくる2文字の動詞を決める(例では”切る”)
②冒頭に”いきる”を含む単語を入れる(例では”生きる”)
③”切る”の直前に○○いで終わる単語をつける(例では”マダイ”)

①と②の条件さえ満たせば「○○い」で終わる言葉は何でもダジャレになります。

  • 生きるやさい、切る
  • 生きるたたかい、切る
  • 生きる司会、切る

冒頭の単語は”生きる”以外でもOK

冒頭の文字はいきるを含むなら生きるじゃなくてもOKです。

  • 買いきる、姉妹、切る
  • 買いきる、80歳、切る

「買いきる」のなかに”いきる”が含まれているのでダジャレになっていますね。

この方法を使えばセンスに関係なくダジャレを量産できますね。では次は応用編の解説にうつります。

応用編|最後の動詞を変えてみる

応用編では「切る」以外の動詞を考えてみます。2文字の動詞なら何でも構いません。ここでは「寝る」を考えてみます。

①最後が2文字の動詞(寝る)で終わる
②文頭の単語に●ねるを含む
③動詞の前に○○●で終わる単語をつける

●と○が出てきてさっきより難しいですね。でも1つ1つやると簡単です。

2文字の動詞を決める

2文字の動詞はたくさんあります。「取る」「剃る」「蹴る」など。ここでは「寝る」を使うことにしました。

「●ねる」の言葉を考える

たとえば「跳ねる」や「捏ねる」(はねる・こねる)です。跳ねるか捏ねるを文の先頭につけてみます。

  • 跳ねる~~~
  • 捏ねる~~~

というダジャレの完成を目指します。

「○○●寝る」

あとは以下に当てはまる○○を考えるだけです。

跳ねる、○○は、寝る
捏ねる、○○こ、寝る

  • 跳ねる、母、寝る
  • 捏ねる、ミジンコ、寝る

上記のステップを使うことで○○を埋めるだけでダジャレが量産できますね。次はダジャレづくりのテンプレートを紹介します。

○○を埋めるだけで作れるダジャレのテンプレート

落ちる○○お、散る

最後が「お」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→落ちるマリオ、散る
→落ちるカツオ、散る
→落ちる、塩、散る

キツく○○き、着く

最後が「き」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→キツく、いばらき、着く

見せる○○み、競る

最後が「み」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→見せるあぶらみ、競る

衣服○○い、吹く

最後が「い」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→衣服、高い、吹く

漁る○○あ、去る

最後が「あ」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→漁るババア、去る

バイクで○○場、行く

最後が「ば」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→バイクで現場、行く
→バイクでそば、行く

価格○○か、書く

最後が「か」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→価格、売価、書く

資格○○し、書く

最後が「し」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→資格取得し、書く

撫でた○○な出た

最後が「な」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→撫でた、鼻出た

賭ける○○か、蹴る

最後が「か」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→賭ける、罰は殴るか、蹴る

消える、○○き得る

最後が「き」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→消える、たぬき得る

凍る、○○こ、折る

最後が「こ」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→凍る折り紙、ひゃっこ折る

オイル○○ぼ、炒る

最後が「ぼ」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→ボイルウィンナー祖母、炒る

劣る、○○を取る

最後が「を」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→劣る相撲をとる

体格○○た威嚇

最後が「た」で終わる言葉を入れるとダジャレになります。


→体格差でした威嚇

構文を使わないダジャレのつくりかた|3つのアプローチ

「生きるマダイ構文」のような型がなくても、ダジャレは十分につくれます。ここでは初心者でもすぐに試せる構文に頼らない代表的な3つのアプローチを紹介します。仕組みを知れば、「思いつかない」状態から一気に抜け出せるはずです。

言葉を分解する|アルミカン=ある+ミカン

ひとつの単語を、意味が異なる別の言葉に分解するのがこの方法です。「アルミカン」を「あるミカン」と捉え直すだけで、ダジャレは完成しますよね。

音を細かく区切って言葉をバラすことで思わぬ言葉の組み合わせが見えてきます。シンプルですが、ダジャレの基本が詰まった王道パターンです。

ほかの例

  • オカリナ=を+借りな
  • デパート=で+パート

言葉を加工する|ふとん=ふっとん

元の言葉に、音を少し足したり変えたりするのが加工型のダジャレです。「ふとん」を「ふっとんだ」のように変化させることで、動きや状況が生まれます。

大きく変える必要はなく、濁音・促音・伸ばし音を足すだけでも十分です。日常会話に混ぜやすく、使いどころの多い手法といえます。

ほかの例

  • 靴がくっつく
  • 素敵なステーキ

同じ言葉を繰り返すローラー作戦|内臓が無いぞう

「内臓が無いぞう」のように同じ言葉を繰り返してみて意味になるかどうかを試していくローラー作戦です。とりあえず使いたい言葉を2回言ってみて偶発的にダジャレが完成しないかを試す方法です。

ほかの例

  • 父さんが倒産
  • カエルが帰る
  • じつは実話
  • サルが去る

ダジャレ作りが活きるシーンと使いどころ

作ったダジャレは、使いどころを間違えると寒くなりがちです。逆に、場面に合えばちょっとした町内会のプレゼンテーション、レクリエーションやクイズの導入として効果的に使えます。バスレクやゲーム、軽いひっかけ問題など、ダジャレが活きるシーンと注意点を整理します。

バスレク・レクリエーションで使う場合

バスレクやレクリエーションでダジャレを使う場合は、主役にしないことが最大のコツです。ゲームやクイズの流れの中に、軽いスパイスとして混ぜることで、場の空気をゆるめる役割を果たします。

たとえば、答え発表の前後や、移動時間のちょっとした間に一言添える程度で十分です。長く語ったり、連続で出したりすると、一気にシラケてしまいます。

クイズやひっかけ問題に応用する場合

ダジャレは、クイズの選択肢や問題文の仕掛けとして使うと相性が良くなります。単体で笑わせようとするより、「一瞬ひっかける」「気づいてニヤッとする」形が理想です。

たとえば、音が似ている言葉を答え候補に混ぜたり、問題文の一部にさりげなく仕込むことで、気づいた人だけが楽しめます。

また、正解発表のあとに「実はダジャレでした」と回収する形にすると、納得感も生まれます。クイズの面白さを壊さず、プラスアルファの笑いを足せるのが、この使い方の強みです。

スベらせないための注意点

ダジャレを使ううえで最も大切なのは、反応を期待しすぎないこと。ウケたかどうかを気にすると、その空気自体がプレッシャーになります。

もし反応が薄くても、すぐに次へ進むのが正解です。言い訳をしたり、繰り返したりすると、場の温度が一気に下がります。「今のは聞き流してOK」という姿勢が、結果的にスベりを軽減します。

まとめ

ダジャレは「才能がある人だけのもの」でも「ウケを狙う危険な行為」でもありません。仕組みを理解し、考え方を少し変えるだけで、誰でも無理なく量産できる表現です。

「生きるマダイ構文」のような型を使えば、発想に迷う時間も減り、安定してアウトプットできるようになります。大切なのは、完璧な一発を狙うことではなく軽く出して軽く流す感覚ですね。

ダジャレは主役にならなくていい。クイズやレクリエーション、日常の会話の中で、場の空気を少し和らげる存在として使うことで、その本来の価値が発揮されます。ぜひ、あなたのつくったダジャレを現場で活躍させてあげてください。

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【監修・執筆】
絵原彩乃

クイズ作家/レク企画者:絵原 彩乃
20年以上にわたりオリジナルクイズの制作を続け、生活介護施設へのレクリエーション提案にも携わる。音楽制作・イラスト販売・Web制作など、幅広い創作経験を活かし「考える楽しさ」を形にすることをテーマに活動中。

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