ハンバーグのパン粉の代わり一覧です。ハンバーグの繋ぎ用のパン粉を切らしていた人や小麦粉を使いたくない人向けに一覧表を作りました。
代用品 | 味を 邪魔しない |
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何も入れず粘りが出るまで練る | ◯ |
おからパウダー | |
1cmに切った春雨 | |
フードプロセッサーにかけた食パン | |
牛乳に浸した千切った食パン | |
削ったフランスパン | |
潰したクラッカー | × |
潰したシリアル | × |
潰した柿の種(おせんべい) | × |
小さく千切ったお麩 | |
削って粉にした高野豆腐 | |
天かす(揚げ玉) | |
擦り下ろして水分を絞ったじゃがいも | |
ペースト状にしたご飯 | |
水を抜いた豆腐 | |
擦った長芋 | |
小麦粉 | |
片栗粉 | |
米粉 |
つなぎの分量は?
お肉200グラムに対して大さじ1杯程度の繋ぎを入れます。
水分のあるものは入れすぎると柔らかくなります。また、粉ものを使うときは塩を一緒に使って下さい。塩で揉むと肉から水分が出て、その水分をパン粉(つなぎ)が吸い込む仕組みです。
ハンバーグのパン粉の代わり一覧
何も入れず粘りが出るまで練る
ハンバーグのつなぎに使うパン粉がないときは何も入れずにそのまま作ってもOKです。塩を入れてひき肉をこねることで粘り気が出るので、つなぎを使わなくてもハンバーグの形を作れます。余計なものが味の邪魔にならないので小麦粉で代用するよりも美味しいです。
おからパウダー
おからパウダーは、大豆から作られた粉末状の食品です。水分を吸い込むのでハンバーグが滲み出た肉汁や水分を吸収してつなぎの役割を果たします。肉のジューシーさを保ちながら、しっかりとした食感を与えるのに有効です。
1cmに切った春雨
春雨は、米や豆などから作られる透明で細長い麺の一種です。1cmに切った春雨をハンバーグの材料に加えることでパン粉の代わりになります。春雨は水分を含んで柔らかくなり、ハンバーグの中に均一な食感をもたらします。
フードプロセッサーにかけた食パン
食パンをフードプロセッサーなどで細かく砕くと柔らかいパン粉になります。砕いた食パンはパン粉に比べると水分が多いですが、それでも肉汁などを吸える余力があるのでつなぎに使えます。
牛乳に浸して千切った食パン
牛乳に浸して千切った食パンは代用品にはなりますが、パン粉とは目的が異なります。こちらは牛乳で柔らかくなったパンが肉にふんわり感とジューシーさをプラスします。油の少ない硬めのひき肉を柔らかくしたいときに向いています。
削ったフランスパン
フランスパンを削った粉末はパン粉の代用としてハンバーグに使えます。フランスパンは一般的なパン粉よりも固く、香ばしい風味があります。乾燥して固くなったフランスパンの削り粉末を使うとよりパン粉に近づきます。
潰したクラッカー
クラッカーを潰した粉末も水分を吸収します。クラッカーはカリカリとした食感がありますが、混ぜている間に気にならないレベルに落ち着きます。ただし、クラッカーには塩味や香りが含まれているため、ハンバーグの味を邪魔する場合があります。
潰したシリアル
家に砂糖なしのシリアルがある家庭なら、潰して粉状にするとつなぎに使えます。味なしのプレーンを使うようにして下さい。フロスティタイプだと甘すぎて変な味のハンバーグができてしまいます。
潰した柿の種(おせんべい)
柿の種のようなおせんべいやあられがしでも代用可能です。お菓子の味がついているので、入れる塩の量を減らすなどの工夫が必要です。細かい粉末にしたあと、よく捏ねて水分を含ませると食感は気にならなくなります。
小さく千切ったお麩
お麩を小さく千切ったり砕いて加えるのがメジャーな方法ですね。お麩は大豆から作られた食品です。肉の結合を強化しつつジューシーさを保ってくれるのでパン粉の代わりに最適です。料理をする人の中にはあえてお麩をつなぎにする人もいます。
削って粉にした高野豆腐
高野豆腐を削って得られる粉末は、ハンバーグの繋ぎに利用できる代用品です。高野豆腐は水分を吸収できるので肉汁を閉じ込めて旨味を逃さないハンバーグにできます。高野豆腐には豆腐の風味があるので、全体的な味わいは若干ですが豆腐ハンバーグに近づきます。
天かす(揚げ玉)
代用として天かす(揚げ玉)を使う方法もあります。天かすは多少ですが水分を含む余地があります。また、油分が入るのでハンバーグがパサパサになりません。ハンバーグがパサパサに仕上がって困っている人は試してみて下さい。
擦り下ろして水分を絞ったじゃがいも
じゃがいもを擦り下ろして水分を絞るとデンプンになります。デンプンはとろみがあるのでハンバーグのつなぎとしても役立ちます。
ペースト状にしたご飯
ご飯をペースト状にしても同じです。ご飯のもちっとした粘り気がハンバーグのつなぎになり、肉の中にほどよい甘みを加えてくれます。
水を抜いた豆腐
水を抜いた豆腐を使う方法もあります。重しをした状態で電子レンジにかけると水分が抜けます。レンジを使わないときも、バッドにクッキングペーパーを敷いて豆腐を乗せ、その上に重たいお皿を乗せて冷蔵庫にしまっておくと水分が抜けます。水を抜いた豆腐は固形状になるのでつなぎとして使えます。
擦った長芋
長芋を擦ってとろろにすると粘り気が出てつなぎになります。ハンバーグの形状を保つことができ、小麦粉を使わなくていいのでグルテンフリーを目指している人でも安心して使えます。
小麦粉
ハンバーグのつなぎと言えば小麦粉ですね。小麦粉は水分を含むと粘りが出てハンバーグの形を決めてくれます。入れすぎると粉っぽい味になってハンバーグが美味しくないと文句を言われることがあるので注意して下さい。
片栗粉
片栗粉も代用品になります。小麦粉よりもとろみが強くハンバーグをしっかりとまとめてくれます。こちらも小麦粉と同じで入れすぎると味を邪魔するの加減が必要です。
米粉
米粉でもハンバーグのつなぎになります。ご飯をペースト状にするのが難しいときは、米粉を使うことでお米の甘さをハンバーグに入れ込むことができます。
以上、ハンバーグのパン粉の代わりになるもの、パン粉の代用品一覧でした。ひき肉を買って帰ってきたはいいもののパン粉がなかったときや、パン粉だと思っていたものが小麦粉や強力粉だったときの参考にしてみて下さい。私は、確かパン粉はあったはず、と思って帰ったらないことがよくあります。逆に、パン粉が切れてると思ったのに棚の奥のほうに2袋ぐらいストックされてることもあります。相互に代用できるようにしておくと便利です。