【モンハンライズレビュー】さすがカプコン、ボリューム不足は誤解

任天堂スイッチ用ゲーム「モンスターハンターライズ」のレビュー記事です。
こんな人がいたら参考にしてください。

モンハンライズのボリューム不足は誤解

モンハンライズをやり始めたら5時間のプレイでエンディングを迎えた！

という噂がありますが、これは本当です。私も5時間でエンディングが流れました。

でもボリューム不足とは違います。

モンハンのクエストは5種類のカテゴリに分けられます。

下に行くほど難しくなり、狩猟に時間がかかります。

エンディングの流れるタイミングが原因です。村クエストの下位をクリアした段階でエンディングが流れます。

コンテンツが5個あるうちの1つをクリアした時点でエンドロールが入るので、ボリュームがないように感じてしまうんです。村クエの下位をクリアしても、実際はゲームボリュームの5分の1も進んでいません。

攻略に時間がかかるのは「集会所クエストの上位」「超・高難易度クエスト」なので、そっちが本番です。

モンハンライズはネタバレ防止のために、ラストコンテンツをあとから配信で追加する仕組みです。

最近はネットですぐにネタバレが流れてしまいますよね。モンハンライズはストーリーがあるので、できるだけネタバレは広まって欲しくないはずです。

発売日に買えるプレイヤーばかりではないですし、人によって攻略速度が違います。足並みを揃えるために、コンテンツは随時配信されます。これからボリュームが増えていくわけですね。

どんどん新しい要素が増えていくのでアクションゲームにしてはかなり長く遊べます。

村クエの下位にエンディングを持ってくる。さすが、カプコン。

これって凄くバランス感覚あるんですよ。

モンハンのプレイヤーって、

こんな感じの分布になります。

TPS視点が初めての人にとって、左スティックで移動しながら、右スティックでカメラを動かすってめちゃくちゃ難しい操作です。カメラが変な方向になって、最初はスムーズに移動できません。

そのために最初は採集クエストがあります。キノコとかを探しながらカメラ操作に慣れることができます。

モンハンシリーズ初プレイの人にとって鬼門となるのが、武器の遅さ、後隙の多さです。

攻撃を連打する系の無双ゲームとは違い、モンハンは攻撃チャンスにだけ攻撃するゲームです。モンスターの動きを見て、大きな隙を狙って攻撃しますよね。

シリーズ初プレイの人はこれが出来ないので、★3あたりで攻略がいったん止まります。同じクエストを周回して、武器強化や防具強化をして倒す感じになります。

シリーズ初プレイだと、村クエ下位の攻略に20時間くらいかかりそうです。

狩る→死ぬ→装備強化→狩る→死ぬ……ってのを繰り返して、ようやく村クエをクリアしたときにエンディングが流れます。既存プレイヤーにとっては早期エンディングですが、初プレイヤーにとっては絶妙なタイミングです。

※初プレイで5時間クリアした人もいると思いますが、それはあなたがゲーム上手いだけです

過去作をやってる人にとって村クエ下位は、ゲーム操作を思い出すフェーズですね。防具強化なしでクリアできるので、言ってしまえばチュートリアルです。超・高難易度クエストの配信を待ちましょう。

という感じで、カプコンはシリーズ初プレイの人に照準をあわせてゲームを作ってるんです。

シューティングやコンボ格ゲーは上級者に向けて作った結果、難しくなり過ぎて衰退しました。それをちゃんとわかってて、初プレイに照準をあわせてるのでバランス最高です。

操作にストレスがありません。体験版よりさらに改善しています。ガルクに乗れるので移動が早いですし、採集クエストも目的がマップに表示されるので迷いませんでした。

翔蟲で忍者みたいに動けるのも快適です。ワイヤーアクションが気持ちいい。

今のところ不満な点はないですね。PS4のほうが画面がキレイだと思いますが、大画面テレビを持ってないので、そこまで気になりません。ロード時間も短いです。強いて言えば値段が高かったですが、それ以外は最高クオリティのゲームだと思います。