昆虫や虫に関する雑学をクイズにしました。ホントの雑学とウソの雑学を並べるので、どちらが本当の雑学なのかを当てて下さい。
本当を当てるの?嘘を当てるの?
どちらが”本当の雑学”なのかを当てて下さい。
※両方がウソ、両方がホント、というパターンもあります
昆虫の雑学クイズ~ホントの雑学はどれ?~
おならVSうんち
雑学A
フンコロガシは草食動物の糞を転がして巣に持ち帰ってから食べる。糞には栄養素が少ないため、ほかの昆虫に比べて大食いである。しかし、人間の糞だけは決して転がすことはない。
雑学B
臭いオナラに毒液を混ぜて噴射する虫が存在し、日本ではゴミムシと呼ばれている。ゴミムシのオナラは80度以上の高温と言われている。
正解はB!
ミイデラゴミムシは身の危険を感じると100度に近い高温のオナラを噴射します。
ちなみに、フンコロガシは人間の糞を転がすこともあります。
クモの糸VSホタルの光
雑学A
クモの糸はタンパク質。カイコが作るシルク糸も主成分はタンパク質である。しかし、クモ糸のほうは伸縮率が高く、本気を出せばシルクより強靱な糸を生成できる。
雑学B
ホタルは2,500以上の種類が存在する。お尻が光るイメージがあるが種によって光るタイミングが異なっている。全種が共通して光るのは、繁殖期かつ深夜という条件を満たしたときのみだ。
正解は雑学A!
クモは道標や命綱として「しおり糸」を出します。「しおり糸」はシルクより強靭と言われています。
ちなみにホタルには夜に光らない種もいます。オバボタルは夜にはほぼ光りません。
食べるVS腕の発達
雑学A
昨今では昆虫食が注目されている。食から最も遠いのがテントウ虫だ。テントウ虫は全体の95%以上が水分でありタンパク質やビタミンを含まないため研究対象から除外されている。
雑学B
イソップ童話「アリとキリギリス」に登場することでも知られるキリギリス。学術的な分類ではキリギリスとカマキリに違いはなく、同一の種として扱われる。世間一般でキリギリスと呼ばれるのは、腕の発達が遅れているカマキリである。
正解はなし!
両方ともウソの雑学です。
ワインVSお尻
雑学A
過去、フランスでワインの生産量を半分以下に減らした虫がいる。
雑学B
オオスズメバチのお尻には毒針があると思われているが毒針を持つのはメスだけであり、オスは毒針を持っていない。しかし、オスは敵を威嚇する際にお尻を振って毒針を持っているフリをする。
正解はAとB !
両方とも本当の雑学です。
「ブドウネアブラムシ」はブドウ樹を枯らしてワインの生産量を減少させました。
血を吸うVS視力
雑学A
蚊の食べ物は人間や動物の血液だけだと思われがちだが、実は花の蜜や果汁も吸っている。
雑学B
オスのトンボは視力が悪い。虫取りで前から捕まえられるのは全てオスのトンボである。
正解はA!
ちなみに血を吸うのはメスの蚊だけ。オスは血を吸いません。
童謡VS羽の粉
雑学A
童謡には「赤とんぼ」という曲があるが、赤とんぼという名前のとんぼは存在しない。
雑学B
蝶々の羽根に粉がついていることがある。あれは余分な皮脂であり、人間でいうフケと同じである。
正解はA!
よく見かける体が赤いトンボの名前はアキアカネという名前です。
染めるVS石の巣
雑学A
熟れた果実に長い触覚を突き刺し、触覚を赤く染める虫が存在する。理由はハッキリしていないが、染めるのがオスだけなのでメスへのアピール目的と言われている。
雑学B
肝臓でつくられた消化液を固めて石を作り出す昆虫がいる。口から吐き出した石を積み上げて巣をつくるが、石が軽いため、少しでも風が吹くと壊れてしまう。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
鳴くVS吸収
雑学A
メスのセミは鳴くための器官を持っていない。鳴くのはすべてオスである。
雑学B
他の昆虫の死骸を自らの身体に吸収する虫が存在する。ほかの虫の羽を移植し、空飛ぶ能力を得た例が報告されている。
正解はA!
メスは鳴かない代わりに卵を産む器官を持っています。
酔っ払いVS化石
雑学A
花を見ると酔っぱらう虫がいる。地面に花びらが落ちているのを見てしまうと、その場でひっくり返って手足をジタバタさせる。
雑学B
長年、恐竜の爪の化石だと思われていたものを最新レーザーで分析したところ、カブトムシの羽の化石だったことが2023年にわかった。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
カタツムリVSお母さん
雑学A
カタツムリの歯は5,000本以上も生えている。その小さい歯でコンクリートを削って食べることがある。
雑学B
卵から産まれた子どもが、巣を守っていたお母さんを食べてしまう。そんな生態の昆虫が存在する。
正解はAとB!
カタツムリはコンクリートに含まれる炭酸カルシウムを摂取して殻を強固にします。
コブハサミムシのお母さんは栄養源として子どもに食べられます。
台風VSミミズ
雑学A
台風にあわせて産卵する虫がいる。卵を風に乗せて遠くに飛ばすのが理由だ。磁場により4日後に台風がくることを予知できる。
雑学B
ミミズはオスとメスの区別がない雌雄同体の昆虫である。1匹の個体が男にも女にもなれる。そのためカップルの両方が卵を産むこともある。
答えはB!
ミミズには性別の区別がありません。
ジャンプVSドラゴンボール
雑学A
人間は2階の窓からジャンプしたときと10階の窓からジャンプしたときで着地の衝撃が異なる。しかし、アリは2階でも10階でも落下時の衝撃は同じだ。
雑学B
「スーパーサイヤムシ」という金色の虫が存在する。発見者がドラゴンボールのファンだったのでキャラクターにちなんで名付けられた。
正解はA!
空気抵抗により落下スピードに限界があるので落下時の衝撃は同じになります。
切腹VS塩をかける
雑学A
メスを取り合うために角をぶつけて勝負し、負けると切腹する虫がいる。
雑学B
ナメクジに塩をかけると溶けるという言葉がある。実は、塩である必要はない。砂糖をかけても体が縮んでしまう。
正解はB!
浸透圧で水分が抜けるため塩でも砂糖でも体が縮みます。
カレーVS跳躍力
雑学A
カレーのような体液を出す昆虫がいる。一般的にカレー虫と呼ばれており、匂いだけなら本物のカレーとの違いがわからない。毒があるので見かけても舐めてはいけない。
雑学B
バッタの跳躍力は驚異的であり、棒高跳びのオリンピック記録の約10倍の垂直跳びが可能である。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
クラシック音楽VS最強生物
雑学A
交尾中の虫にモーツァルトを聞かせると産まれてくる子どもにメスが増え、バッハを聞かせるとオスが増えることが実験でわかっている。
雑学B
地上最強生物として有名になったのがクマムシだ。マイナス200度の環境でも死なず、真空でも生存することができる。名前にはムシがついているが分類はムシではなく動物である。
正解はB!
クマムシは緩歩(かんぽ)動物です。
羽のない虫VS研究者
雑学A
羽根のない昆虫が空を飛び100キロメートル以上を移動した観測結果がある。
雑学B
お米の品種ごとにくっつく虫が違うため、昆虫研究者は虫を見るだけでお米の銘柄を当てられる。
答えはA!
空と飛ぶ虫の正体は蜘蛛。糸を使うことで風を受ける体制を作り、上昇気流と静電気の力で100Km以上の距離を移動できます。
アブラカタブラVSイソップ物語
雑学A
魔法の呪文でよく見かける「アブラカタブラ」という言葉はアブラゼミからきている。アブラゼミの羽の裏側は「カタブラ」という名前だ。
雑学B
イソップ物語『アリとキリギリス』の登場人物はアリとキリギリスだと思われがちだが、原作ではハエとテントウムシである。和訳する際、子どもがわかるようにアリとキリギリスに変更された。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
お金VS大きさ
雑学A
江戸時代には金貨、銀貨、銭貨の3種類の通貨が使われており、1番価値の低い銭貨のメッキを塗るのにコガネムシの体液を使っていた。もともとニジハキという名前だったが、コガネムシという呼び名が定着した。
雑学B
ヘルクレスサンというガは最大級に大きく、羽を広げた際の面積がギネス記録になったこともある。
正解はB!
羽根を広げるとピザのMサイズくらいの大きさになります。
インドVS注射
雑学A
インドには「デリーの鉄柱」というサビない鉄柱が存在し、長年にわたってサビない理由がわかっていなかったが、最近になってサビを食べる虫「アカビクナ」が住み着いていることが判明した。
雑学B
病院の注射針は痛いのに蚊に刺されたときは痛くない。蚊の唾液には麻酔のような効果があるため痛いを感じにくいのだ。
正解はB!
蚊の唾液には血をかたまりにくくする効果もあります。
漫才コンビVSうまい棒
雑学A
ダンゴムシは漫才をする。虫の言語を研究したところ、ダンゴムシは700語の言葉を使っていた。2人1組になって仲間に漫才を披露していることがわかった。
雑学B
アリの巣の近くにうまい棒を置いても、うまい棒の穴の中を通ることはない。うまい棒の原料であるコーンの匂いを嫌うためである。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
セミVS死んだふり
雑学A
セミの幼虫が土から出てくるのは晴れた日の朝と決まっている。視力が悪いため光量が多い日じゃないと周囲が見えないからだ。
雑学B
森の中でクマを見かけたら死んだフリをする……というのは科学的根拠のない対処法だが、昆虫は天敵に見つかったときに死んだフリを活用している。
正解はB!
昆虫は天敵に見つかると反射的に筋肉が固まって動かなくなり、擬死という状態になります。昆虫の天敵は動いているものを食べるので敵から見つかりにくくなる効果があります。
ねこVSいぬ
雑学A
猫はセミを食べる。野生として生きてきたときは昆虫も食べていたため。
雑学B
犬はセミを食べる。野生として生きてきたときは昆虫も食べていたため。
正解はAとB!
両方とも本当の雑学です。おみやげとしてセミを持って帰ってくることもあります。
アリジゴクVSユーカリ
雑学A
アリジゴクはアリではなく鳥の死骸を主食にしている。
雑学B
青虫は蝶々の種類によって食べる葉が決まっており、クロバネアゲハはユーカリの葉しか食べない。
正解はなし!
両方とも嘘の雑学です。
ダンゴムシVS血液型
雑学A
ダンゴムシは昆虫ではなくエビの仲間である。
雑学B
昆虫の血液型はB型しかない。
正解はA!
ダンゴムシやエビやカニと同じ甲殻類のグループに分類されます。
オナラVS砂糖
雑学A
穴掘りカメムシは自分で掘ったトンネルの中でオナラをして、臭すぎて死んでしまうことがある。
雑学B
砂糖を好まないアリがいる。そのアリは種を食べる。
正解はB!
クロナガアリは基本、砂糖を食べません。秋に1年分の種を集め、それ以外の季節はできるだけ巣の中にいます。
赤ちゃんVS顔を洗う
雑学A
カタツムリは生まれたときから殻を持っている。
雑学B
カマキリが前足で顔を洗うような仕草をするのは目の汚れを取り除くため。
正解はAとB!
カタツムリは赤ちゃんの頃は渦の少ない殻を持っています。
カマキリの前足にはブラシがついています。
クワガタVS区別
雑学A
カブトムシを舐めると酸っぱいがクワガタは甘い。クワガタは花の蜜を好むため。
雑学B
日本では蝶々と蛾を区別するが、フランス語では、チョウもガも「パピヨン」と呼んで区別しない。
正解はB!
ドイツ語も蝶々と蛾を区別せずに「シュメッタリンク」と呼びます。
大きな目VS大きなダニ
雑学A
アゲハチョウの幼虫は緑のフォルムに大きな目が特徴的だが、目のように見えるのは実は模様。本当の目はもっと小さい。
雑学B
標準和名が「カメムシ」の昆虫は存在しない。カメムシは最も大きなダニであり、もともとは水生ダニの一種だったことが知られている。
答えはA!
天敵への威嚇として大きな目のような模様になっていると言われています。
以上、昆虫に関する雑学クイズでした。この記事に書いた嘘雑学はオリジナルのデタラメです。一部だけを切り取ってSNSで広めないようにご注意ください。
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