※本ページは、集まりやレクリエーションの場で使われる「なぞなぞ」を紹介する内容です。医療的な内容・目的は一切ありません。本記事の内容は私が実際に介護をした経験・レクを企画した経験を踏まえて掲載しています。
👆こんな悩みはありませんか?
どうせクイズ・なぞなぞレクをやるなら「懐かしい・楽しい」と感じて貰いたいですよね。本記事「昭和なぞなぞ問題集」は記憶や会話を引き出すキッカケとして役立つはず!
紹介する問題は名前を聞くだけで情景が浮かぶような昭和ワードを中心にし、介護現場で使えるように「懐かしいね」「昔はこうだった」というやり取りが生まれやすいものを厳選しました。
\こんな人におすすめ/
- 毎回レクの内容を考えるのが負担になっているかた
- レクに前向きになれないかた
- 自分では楽しく喋っていても冷たい印象を持たれてしまうかた
👉大事なポイント
- 懐かしさがあると会話が弾みやすい
- レク担当者が「詳しくないこと」が逆に武器になる
読み終えた頃には、「今日はこのなぞなぞを出そう」と迷わず選べるようになり、レクの時間が会話と笑顔のあるひとときに変わっていくはずです。昭和の思い出をきっかけに参加しやすく温かいレク作りにチャレンジしてみてください。
昭和のなぞなぞが介護レクで盛り上がる理由
なぞなぞを出したときに盛り上がらないのは、テーマが自分の知っている話題から遠いからかもしれません。
高齢者のかたにとって、学校で習うような知識問題や、現代の流行を問うクイズは「テスト」のように感じられストレスになることがあります。しかし、テーマを「昭和の道具・暮らし」に変えることで一気に参加しやすい空気に変わります。
なぜなら、そこには単なるクイズの正解・不正解を超えた、「共感」と「優越感」があるからです。
とくに若い世代のスタッフが昭和のなぞなぞを出す場合「私たちは知らないけれど、利用者様は知っている」という構図が生まれ、利用者様が「教えてあげる立場」になれるため自信と笑顔を引き出しやすくなるんです。
「昭和の道具・暮らし」は高齢者の記憶に残りやすい
昨日の夕食のような新しい記憶(近時記憶)は忘れやすくても、昔の体験や習慣(遠隔記憶)は鮮明に残っている、ということってありますよね。
「黒電話」「蚊帳(かや)」「ちゃぶ台」といった昭和の道具は、単なる知識ではなく「身体で覚えている記憶」と結びついています。
- ダイヤルを回す指の感覚
- 蚊帳を吊るときの家族の光景
- ちゃぶ台を囲んだ夕食の賑わい
このように、昭和の道具をテーマにすることで、頭で考えるよりも先に当時の五感や感情が刺激され、「あー! アレね!」「懐かしい!」という直感的な反応が生まれやすくなります。
昭和ワードは会話を自然に引き出せる
なぞなぞの答えが出たあとは会話を広げる最大のチャンス。昭和ワードは思い出を引き出すトリガーになります。
ここで重要なのはスタッフが「無知」を演じることです。もしあなたが平成生まれで、その道具をよく知らないのであれば、それは大きな武器になります。
(例)答えが「氷」になるなぞなぞが終わったあと
👉スタッフ「そういえば、むかし、冷凍庫がない時代って、氷はどうやって作ったんですか?」
このように「教えてください」というスタンスで接することで、利用者様が先生役となり、気持ちよく語ることができます。これは記憶を引き出すトリガーになりますし、スタッフとの心の距離を縮めるキッカケにもなります。
クイズが苦手な方も参加しやすい理由
一般的なクイズ番組のような問題だと「間違えたら恥ずかしい」「学がないと思われる」と構えてしまうかたがいらっしゃいます。しかし、昭和の暮らしなぞなぞなら全員が経験者。知識の勉強に関係なく問題に取り組めます。
「昔はみんなこうだった」という共通の話題なので、正解・不正解に関わらず、「うちはこうだった」「私の田舎では名前が違った」といった具合に誰もが主役になれる余白があります。
★【昭和の道具】懐かしい生活用品のなぞなぞ(介護レク向け)
昔の台所道具に関するなぞなぞ
昭和の家電が答えになるなぞなぞ
今は見かけなくなった生活用品のなぞなぞ
【昭和の暮らし】5つのヒントで答える連想なぞなぞ
5つのヒントから連想されるモノやコトの名前を答える遊びです。
答えが「黒電話(くろでんわ)」の問題
- 両手でどっしりと抱えるくらいのサイズです
- ツヤのある黒一色です
- 耳に当てる受話器と、指を入れて回すダイヤルがついた形です
- 通話をするための昔の家電です
- 最初に「く」がつきます
答えが「カセットテープ」の問題
- 手のひらに収まる薄いサイズです
- 黒や透明のプラスチックケースに入っています
- 平たい長方形で、リールを通す穴が2つ空いた形です
- 音楽や声を録音・再生する道具です
- 最初に「か」がつきます
答えが「ちゃぶ台」の問題
- 家族数人で囲めるくらいのサイズです
- 木のぬくもりがある茶色です
- 脚の短いテーブルの形です
- 畳の部屋で食事をするための家具です
- 最初に「ち」がつきます
答えが「レコード」の問題
- 小さなノートの大きさから、宅配ピザくらいの大きさまであります
- 細かい溝が刻まれた黒色です
- 真ん中にラベルが貼られた、平べったい円形です
- 音楽を聴くための円盤です
- 最初に「れ」がつきます
答えが「そろばん」の問題
- 筆箱より少し大きく、細長いサイズです
- 木でできた茶色や黒の色です
- 長方形の枠の中に動かせるものがたくさんあります
- 電卓が普及する前の、計算をする道具です
- 最初に「そ」がつきます
★【昭和の暮らし】日常風景を思い出すなぞなぞ
昭和の家庭生活をテーマにしたなぞなぞ
昔の子どもの遊びが出てくるなぞなぞ
昭和の学校生活を思い出すなぞなぞ
昭和の街並みを感じる仕事なぞなぞ
★【人物・文化】昭和を象徴する人や習慣のなぞなぞ
昭和の有名人を連想するなぞなぞ
昔の風習・文化が答えになるなぞなぞ
昭和なぞなぞを介護レクで使うときの進行ポイント
昭和なぞなぞは単に「問題を出して正解を待つ」だけではもったいないレクです。 正解が出るまでのプロセスこそがコミュニケーションの宝庫。ここでは、盛り上がりをつくるための基本的な進行テクニックを紹介します。
答えの前に「思い出話」を引き出す声かけ
いきなり「これなーんだ?」と聞く前に、まずはヒントを通して「当時の情景」をイメージしてもらう「言葉かけ」が会話を引き出します。
ヒントの出しかた例
- 五感に訴える「冬の朝は冷たくて大変だったんじゃないですか?」
- あるあるネタ「家電は叩くと直る、ってどれくらい強く叩くんですか?」
- 比較する「いまは携帯電話があるけど、むかしはどうやって待ち合わせしてたんですか?」
このように「そうそう、そうだった!」という思い出を引き出す言葉を挟むことで利用者様はクイズを楽しみやすくなります。
正解より会話を広げる進め方
「正解は黒電話でした!では次の問題」と急いで進めてしまうと会話のラリーが途切れてしまいますよね。正解が出たら、そこから横に話を広げるとレクでの会話が生まれます。
- 「自宅に黒電話はありましたか?」
- 「誰に電話するときに使いましたか?恋人ですか?(笑)」
- 「電話の機械って掃除したりするんですか?」
このように、なぞなぞを「会話のきっかけ」として使う意識を持つと、クイズ形式が苦手なかたでも「私の家ではね…」と会話に参加しやすくなります。
昭和を知らない職員でも安心して使うコツ
「私は平成生まれだから昭和の話を広げられない…」と不安に思う必要はありません。むしろ、知らないことは最強の武器になります。重要なのは「教えてください」というスタンスです。
- これは実物を見たことがないんです
- 使うときって大変なんですか?
- いまのより重たくて、運ぶのが大変そうですね
このように利用者様を「先生」、自分を「生徒」という関係性にすることで、利用者様の自尊心(誰かの役に立っている感覚)が満たされます。すると、スタッフに対しても好意的になり、自分から思い出を話してくれやすくなります。
まとめ
なぞなぞレクの目的は全員に正解してもらうことではなく、 「懐かしいね」と笑い合い、誰かと会話を楽しむ時間を作ることです。
昭和の道具や暮らしをテーマにすれば、知識に自信がないスタッフさんでも「教えてください」の一言で、利用者様を主役(先生)にすることができます。この記事で紹介した問題を、「むかし、こんな道具ありましたか?」と問いかけるキッカケにして貰えたら嬉しいです。

