しりとりと聞くと、子どもの頃の遊びを思い出す人が多いかもしれません。しかし実は、しりとりは大人でも楽しめる知的ゲームなんです。言葉をひねったり、語彙の引き出しを開けたり、相手の先を読む戦略が必要だったりと、脳がフル回転する瞬間がいくつも訪れます。そこにちょっとしたルールを加えると遊びが一気に奥深くなります。
今回の記事では、しりとりがもっと面白くなる派生ルールをたっぷり紹介しながら、遊びの途中で試せるミニクイズも添えた体験タイプの記事にしました。
しりとりクイズの楽しみ方
記事内容と遊びの体験ポイント
しりとりの面白さは、単に単語をつなげるだけではなく、言葉の選び方ひとつでゲーム展開が変わるところ。たとえば「る」で終わる言葉を返すと相手が困るとか、「ん」を回避するために普段使わない単語を思い出すとか、ちょっとした駆け引きが発生するのが魅力なんです。
また、しりとりは組み合わせ次第でどんどん難易度を上げられるため、脳トレにも最適。語彙の広さだけでなく、ひらめきや柔軟さが勝負を左右します。
しりとりルール基本編
しりとりの基本ルールに少しだけひねりを加えると、いつもの遊びが一気にアップデートされます。ここでは初めての人でもすぐに挑戦できる定番ルールや、言葉遊び系の派生バージョンを取り上げていきます。どれもシンプルで家族や友人同士で楽しむのにぴったりの内容です。
テーマ縛りしりとり
テーマを縛って遊ぶしりとりです。食べ物や地名など、特定のテーマを決め、関連する言葉だけでしりとりをします。
ルール
①テーマに関連する言葉を使う
②「ん」がついたら負け
③テーマに関係ない言葉は負け
テーマ例
食べ物、飲み物、地名、国名、花の名前、生物の名前、漫画やアニメの名前、キャラクターの名前、歌手や曲名、偉人の名前
ミニクイズ
偉人がテーマのルールで「夏目漱石」の次に言うなら?
しりとりルール応用編
応用ルールになると、一気にしりとりが戦略ゲームへと変貌します。単語を探す能力に加えて、相手の返し方を読んだり、あえて難しい語尾を渡して追い込んだりと、ちょっとした心理戦が発生するのが面白いところです。
たとえば「2文字しばり」や「逆しりとり」のように、制限が強くなるほど使用できる言葉が減り、判断のスピードが重要になります。また、語尾の操作が勝敗を大きく左右するため、相手に不利な文字を押しつける技術が活きてきます。
さらに、応用編では人数が増えるほど面白くなるルールや、途中で意図的に難しい語を混ぜていくゲーム性のある形式も取り上げています。友達同士の暇つぶしが、気づけば本気の対決に変わるようなドラマが生まれるのも醍醐味ですね。
オタクしりとり
こちらもテーマを縛って遊ぶしりとりです。お互いに自分の得意分野カテゴリを1つだけ決めて、その中で勝負します。Aさんは食べ物、Bさんはアイドルの名前、Cさんは野球選手、というように自分の好きなコトに関連するワードで縛ります。
ルール
①各自が好きなテーマを1つ決める
②自分の決めたテーマに関連する言葉を使う
③「ん」がついたら負け
④テーマに関係ない言葉は負け
テーマ例
ポケモン、電車名、アイドル名、スポーツ選手……など自分の好きなもの
1人目「インチワッキー!」
2人目&3人目「なにそれ?」
1人目「ああ、ジグヘッドワッキーのことだよ!」
2人目&3人目「だからなにそれ?」
ぴったり終わるしりとり
参加者全員で協力するしりとりです。
ルール
①「30文字!」のように目指すべき文字数を決めます
②しりとりで言った全員の文字数をカウントしていきます
③ラストがぴったり30文字で終わったらクリア
リズムしりとり
リズムにあわせて3文字の単語だけでしりとりをします。3文字の言葉を言ったあと、2回手拍子をします。
ルール
①リズムに合わせて3文字の言葉を言う
②3文字じゃない言葉を言ったら負け
③リズムから外れたら負け
④「ん」がついたら負け
遊びかたの例
ゴリラ! パンパン(手拍子)
↓
ラクダ! パンパン(手拍子)
↓
だるま!
テンポを早くすると難易度アップ。変な言葉を言いやすくなります。
「だるま!」
「まろめ!」
「まろめ、って何だよ! ダメーー」
「まろめって言葉あるから!」
「ないから!」
イケメンしりとり
イケメンな言葉を言い合うしりとりです。
ルール
①イケメンなセリフを言う
②イケメンじゃなかったら負け
③「ん」がついたら負け
遊びかたの例
1人目「君の瞳ってダイヤモンドだね」
2人目「ねぇ……、一緒に星空を旅しようか」
3人目「貝殻のアクセサリーを贈るよ」
イケメン風、いい女風なセリフをカッコつけて言います。普段はそんなことを言わない人が、おかしなセリフを言うので面白いです。
暗記しりとり
暗記しりとりは、今までに言った言葉を暗記していくゲームです。
ルール
①今まで言った言葉をすべて言う
②間違えたら負け
③「ん」がついたら負け
遊びかたの例
1人目「バナナ!」
2人目「バナナ! なすび!」
3人目「バナナ! なすび! ビー玉!」
カップルや友達同士でガチ対決してみてください。テストの点数は良くないのに「暗記しりとりだけ最強な人」がいたりして面白いです。
文字数縛りしりとり
決められた文字数だけで遊ぶしりとりです。
ルール
①決めた文字数の言葉でしりとり
②「ん」がついたら負け
遊びかたの例(5文字Ver.)
アジフライ→イカリング→グアム島→うまい棒
いきなり5文字は難しいので最初は3文字~4文字がおすすめです。
文字数縛りしりとり芸術点バージョン
文字数を縛りながら芸術点を競うバージョンです。
ルール
①決めた文字数の言葉でしりとり
②「ん」がついたら負け
③前の人の言ったカテゴリを引き継ぐと芸術点を獲得
④最初に芸術点が10点になった人が勝利
先ほどの5文字の例を見てみましょう。
遊びかたの例(5文字Ver.)
アジフライ→イカリング→グアム島→うまい棒
1人目が5文字の食べ物を言ったあと、2人目も5文字の食べ物を言っています。前の人のカテゴリを引き継いだので芸術点プラス1です。
3人目のグアム島は食べ物を引き継いでいないので芸術点はなし。4人目も前の人のグアム島(地名)を引き継いでいないので芸術点なしです。
文字数を揃えながらカテゴリも揃ったときにプラス1点となり、最初に10点集めた人が勝つゲームです。
絵しりとり
最後の答え合わせを楽しむゲームです。
ルール
①最初の人が好きな言葉で絵を描く
②次の人は絵を見て言葉を予想して絵を描く
③最後まで描き終わったら答え合わせして楽しむ

2文字しりとり
通常のしりとりは最後の1文字を使いますよね。2文字しりとりは最後の2文字を使います。
ルール
①お尻の2文字でしりとり
②お尻から2文字目に「ん」がついたら負け
遊びかたの例
タイムトラベル
↓
ベルリンの壁
負けの例
ハムサンド
OKの例(最後の文字の”ん”はOK)
エアーガン
3秒しりとり
時間制限の中で高速しりとりをする遊びです。
ルール
①3秒以内に答えるしりとり
②3秒過ぎたら負け
③「ん」がついたら負け
自分が素早く答えるとその分だけ相手のターンが早く回ってきます。相手に心の準備をさせないように順番を高速回転させるのがコツです。
オーキド博士しりとり
ポケモンにオーキド博士というキャラが登場します。しりとりの最中、先に「オーキド博士」「そりゃそうじゃ」「ひゃくごじゅういち」のいずれかを言った人が勝ちです。
ルール
①しりとり中に「オーキド博士」「そりゃそうじゃ」「ひゃくごじゅういち」を言う
②先に言った人が勝ち
③「ん」がついたら負け
遊びかたの例(2人でやるとき)
しりとり→りんご→ゴリラ→ラッコ→コック→くるみ→みそ→「そりゃそうじゃ!」
後攻の勝ちです。
このしりとりはオーキド博士に限らず、好きなワードを3つ決めて自由に遊べます。その場にいる人の名前を言ったら勝ちや色の名前を言ったら勝ちなどアレンジできます。
英語禁止しりとり
英語やカタカナを使わないしりとりです。英語禁止だと「る」の返しが少なくなります。ルビーやルール、ルーレットが使えないので短期決戦になります。
ルール
①英語やカタカナ語を使わない
②「ん」がついたら負け
漢字オンリーしりとり
漢字だけのしりとりです。
ルール
①漢字だけ使う
②「ん」がついたら負け
遊びかたの例
最大→因果→外国→信じる(送り仮名がついたのでアウト)
文字数増やしゲームしりとり
2文字から始めて、どんどん文字数を増やしていくしりとりです。
ルール
①2文字からスタート
②1文字ずつ答えの字数を増やす
③字数が増やせないか「ん」がついたら負け
遊びかたの例(4人で遊ぶ)
1人目「そら」
2人目「ライス」
3人目「スライム」
4人目「麦畑(むぎばたけ)」
1人目「警官隊(けいかんたい)」
2人目「いいことずくめ」
ミニクイズ
「カーステレオ」の次に言う7文字は?
会話しりとり
自然な会話をしながら、しりとりを繋げるオシャレな遊びです。
ルール
①しりとりのルールで会話する
②「ん」がついたら負け
遊びかたの例
「このあとご飯何にする?」
「ルート的に牛丼じゃない?」
「いいね」
「ネギ牛丼にしようかな」
1~5文字を言うしりとり
相手を妨害しながら戦う戦略的なしりとりです。
ルール
①片手をグーにして出し合う
②自分が言った文字数の位置にある指を開く
③全部の指を開いたら勝ち
遊びかたの例(「リ」からスタート)
自分「リス」
2文字の言葉を言ったので親指から数えて2番目にある人差し指を立てます。
相手「スズメ」
自分「メダカ」
3文字の言葉を言ったので3番目にある中指を立てます。
相手「カンガルー」
自分「ルーレット」
5文字の言葉を言ったので5番目の小指を立てます。
1文字~5文字の言葉を先に言ったほうが勝ちです。コツは1文字の言葉を相手に言わせないことです。1文字の言葉ってあんまりないですよね。
- 蚊
- 木
- 胃
- 絵
- 尾
- 毛
1文字言葉のない文字で相手に順番を回します。「カモメ!」で回すと「目!」と言われるのでアウト。「アラビア!」で回すと「あ」1文字の言葉がないのでセーフです。1文字の言葉を言わせないように誘導するのがコツです。
封じるしりとり
相手の言える文字を封じるしりとりです。自分がリンゴと言った直後、相手はリ・ンの文字が含まれる言葉を使えません。
ルール
①前の人が言った文字を含まずに答える
②含んでいいのはお尻の文字だけ
③「ん」がついたり前の人と文字が被ったら負け
遊びかたの例
リンゴ
相手:ゴマ
マレーシア
相手:アイスランド
ドライフラワー(前の人の文字が入ったので負け)
文字が使えなくなるのは直前の1ターンだけです。できるだけ長い言葉で返すと相手の使える文字を制限できます。
「対角線論法ヴォルテラ積分方程式!」みたいな長い言葉を使うと勝率アップです。
限界しりとり
QuizKnockの伊沢拓司さん(東大クイズ王)が考案したゲームです。トランプを使って、文字数制限をしながらしりとりバトルが楽しめます。
ルール
①めくったトランプに書かれた字数の言葉で答える
②特例として8の場合は8文字以上でもOK
③ストップウォッチで時間を測って先に10分を超えたら負け
準備
①2~8のトランプを用意
②混ぜて山札として中央に置く
③お互いのスマホでストップウォッチを用意
遊びかた
①先行の人がストップウォッチをスタート
②トランプをめくって出た文字数の言葉を言う
③言ったらストップウォッチを一時停止
時計スタート→トランプめくる→答える→時計ストップ……という一連の流れを順番に繰り返します。
トランプでも遊べますが専用のカードが発売されています。専用品はアイテムカード(答える字数を一度だけ減らすなど)が入っているのでトランプよりも楽しめます。
欲張りしりとり
1人2つずつワードを言っていくしりとりです。
ルール
①「しりとり→りす」のように1人で2ワード言う
②リズムに合わせてテンポ良く答える
③リズムが外れたり「ん」がついたら負け
遊びかたの例
1人目「しりとり→りす。パンパン」
2人目「すずめ→めだか。パンパン」
3人目「かもめ→メモ帳。パンパン」
ない言葉しりとり
ない言葉だけでする変わったしりとりです。
ルール
①存在する言葉を言ったら負け
②お尻に「ん」がついたら負け
遊びかたの例
1人目「シボランケ」
2人目「ケイスナソッソ」
3人目「ソウキャート」
4人目「トルネード」←存在する言葉なので負け
深海しりとり
日本でよく使われる文字ベスト4は「し・ん・か・い」の4種類です。深海しりとりは、単語の中に必ずいずれかの文字を含ませます。
ルール
①「し・ん・か・い」のいずれかを含ませる
②お尻に「ん」がついたら負け
遊びかたの例
1人目「きゅうり」
2人目「リバース」
3人目「水道」←イを含むので負け
※日本語の頻出文字ベスト4は諸説あります
NGワードしりとり
事前にメモ帳やスマホにNGワードを書いて始めるしりとりです。
ルール
①それぞれNGワードを3つ書く(相手に見せない)
②誰かがNGワードを言ったら負け
相手が言いそうな言葉をNGワードに指定するのがコツです。「しりとり」の「り」から始まるなら「りんご」や「りす」をNGに書いておくと相手に言わせやすいです。
以上、カップルや友達と盛り上がれる「しりとり派生ルール」でした。ちょっとした暇つぶしに活用して下さい。
しりとり必勝法~現代の日本語に存在しない言葉で勝つ~
①「る」攻め
しりとりで最も定番の作戦。「る」で終わる言葉で攻める方法です。「る」から始まる言葉が最も少ないので効果的です。
るで終わる言葉
ゲル、キル、サル、セル、ツル、昼、ビル、ファイル、ホール、モール、オール、コール、ボール、ソウル、アヒル、ホテル、アルコール……
その他に攻めに適した言葉は「ぬ・れ・ら・ね」の4種類です。「る」を含めて、返しづらい言葉のベスト5です。
②カウンター戦法
相手が◯◯攻めをしてくるときに有効な方法です。たいていの人は「る・ぬ・れ・ら・ね」や「ぷ」で攻めてくるので、わざと攻めさせます。
攻めが続いて返す言葉がなくなった時にカウンターワードを使いましょう。る攻めの時は、るで始まってるで終わる言葉です。
それぞれのカウンターワードを一覧にします。
る攻めカウンター
ルル、ルール、ルーブル、ルクプル(音楽グループ)、ルマエル(天使)、ルナール(作家)、ルノワール(画家)、ルミノール(反応)、ルシフェル(天使)、ルチャブル(ポケモン)、ルイスキャロル(作家)、るるぶトラベル(雑誌)、
ぬ攻めカウンター
布衣(ぬのきぬ)、濡れ衣(ぬれぎぬ)
れ攻めカウンター
レノーレ(交響曲)、レオノーレ(競走馬)、冷却鰭(れいきゃくひれ:空調エンジンを冷やす)
ら攻めカウンター
雷倉(らいくら:山の名前)、ライトオペラ(軽歌劇)、ライブカメラ、羅生門蔓(らしょうもんかずら:植物の名前)、ラリベラ(都市)
ね攻めカウンター
錬り鉄(ねりがね)、ネリネ(植物の名前)、ねんね
ぷ攻めカウンター
プリアンプ、プルトップ、プッシュアップ、プレスアップ、プロップ、プリギャップ、プロトタイプ、プロペラポンプ
③「ぢ」「づ」攻め
日本語の現代語に「ぢ」や「づ」から始まる言葉は存在しません。しりとりのルール決めのとき「じ・ぢ」「ず・づ」を使い分けるように決めておけば最強の戦法になります。
ぢで終わる言葉
鼻血、パイル地、タオル地、メリヤス地、添え乳(そえぢ)
づで終わる言葉
会津(あいづ)、根津(ねづ)、沼津(ぬまづ)、島津(しまづ)、海津(かいづ)、木更津(きさらづ)
まとめ
しりとりは、言葉を順番に並べるだけの単純な遊びと思われがちですが、ルールを少し工夫するだけで奥行きが生まれ、驚くほど多彩な楽しみ方が広がります。基本編の素朴なルールから、応用編の戦略ゲームのような形式まで、どれも違う視点で言葉を味わえるのが魅力です。
しりとりは語彙を鍛えるだけでなく、ひらめきや柔軟な思考にも働きかけてくれます。何より、遊びながら自然と頭が冴えていく感覚がいいですよね。大人でも十分楽しめる知的なエンターテインメントなんです。
今回のルールやミニクイズをきっかけに、あなたのしりとり体験がもっと自由で、もっと豊かなものになれば嬉しいです。友人や家族との時間を彩る小さなゲームとして、ぜひ今日から気軽に試してみてください。


