光コラボの解約や乗り換えで固定電話の電話番号を引き継げるかどうか。判定するチャートを作りました。電話加入権のありなしや発番の違いなど、かんたんにチェックできます。
固定電話の番号ポータビリティはかなり複雑ですが、質問に答えるだけで電話番号の引き継ぎ方法がわかるようになっています。
基本を知りたい!
このまま続き↓を読んでください。
引き継ぎについて知りたい!
「電話番号の引き継ぎ判定チャート」までスクロールしてください。
光コラボに乗り換えると電話番号が変わる?
ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボに乗り換えると使っていた電話番号が変わってしまうという噂があります。
実際は、電話番号の引き継ぎOK!
フレッツ光→光コラボに乗り換えるときは、そのままの電話番号を使えます。
番号ポータビリティ(ナンバーポータビリティ)と呼ばれるものです。固定電話を引き継ぐときはLNPと略します。携帯電話の番号を引き継ぐときはMNPと略します。
電話番号が変わる条件
電話番号が変わるのは光コラボからフレッツ光に戻すときです。
本来なら、戻す機会はないはず……です。
光コラボは携帯電話とのセット割引があるのでフレッツ光よりも毎月の料金が安いです。さらに、フレッツ光と同じNTTの設備を使っているので『契約する会社さえ間違えなければ』回線の品質も悪くありません。
我が家は光コラボですが、かなり満足して使えています。
- 違法の電話勧誘で説明を受けずに契約させられた
- 悪質なサイトを見て騙されて契約させられた
フレッツ光に戻したいのは上記のようなタイミングが多いと思います。
でも実は、光コラボからフレッツ光に戻すときに番号を引き継ぐ方法もあります。ここからは電話番号を変えずに元に戻す方法を紹介します。
電話番号の引き継ぎ判定チャート
質問に答えるだけで電話番号の引き継ぎ方法をチェックできます。
まずは発番をチェック
あなたの電話番号は「アナログ発番」ですか?
YES→引き継ぎOK
NO→引き継ぎNG
アナログ発番かチェック
次の3つの条件に当てはまる人はアナログ発番です。
- 電話加入権を持っている人
- 加入電話ライトプランの人
- フレッツ光の契約前から固定電話の人
ライトプランというのは電話加入権を持たずに固定電話を取得するプランです。アナログ発番なので電話番号が引き継げます。
光発番かチェック
次の2つの条件に当てはまる人は光発番です。
- フレッツ光の契約時にひかり電話の電話番号を貰った
- もとはアナログ発番だったが、フレッツ光の契約時にひかり電話に変更した
自分の発番を調べる方法
NTTに電話をかけると教えてくれます。以下の番号でサポートセンターに繋がります。
番号:0120-116-116
受付:9時~17時(年末年始を除く土日・祝日OK)
質問に答えて判定しよう
あなたは「東日本から西日本(逆もあり)に引っ越す人」ですか?
YES→【A】へ
あなたは「フレッツ光から光コラボに乗り換えたら電話番号が変わってしまった人」ですか?
YES→【B】へ
あなたは「これから光コラボを契約する人」ですか?
YES→【C】へ
あなたは「光コラボを解約してフレッツ光に戻す人」ですか?
YES→【D】へ
あなたは「光コラボを解約してau光に乗り換える人」ですか?
YES→【D】へ
あなたは「光コラボを解約してNURO光に乗り換える人」ですか?
YES→【D】へ
あなたは「光コラボを解約する人」ですか?
YES→【D】へ
【A】引っ越しでエリアが変わる人
NTT東日本のエリアからNTT西日本のエリアに引っ越した人、または西から東に引っ越した人。
この場合は、アナログ発番であろうが、電話加入権を持っていようが、無条件で電話番号が変わってしまいます。
【B】既に光コラボを契約済みの人
フレッツ光から光コラボに乗り換えたときは電話番号は引き継がれます。しかし、契約時に電話番号を入力し忘れた場合は電話番号が変わってしまいます。
光発番の人
もとの電話番号が消滅しています。元に戻せません。
アナログ発番の人
電話番号を元に戻せます。
光コラボの業者に連絡し、「アナログ回線の電話番号をひかり電話に引き継いで欲しい」と申し出ます。あとからでも電話番号を移行してくれます。
【C】これから光コラボを契約する人
アナログ発番でも、光発番でも、電話番号を引き継ぐことができます。
アナログ発番の人
契約時に「NTT加入電話」を選択し、固定電話の番号を入力します。そうすると電話番号が変わりません。
光コラボの契約者と固定電話の契約者の名義が違う場合は、契約者との続柄を入力する必要があります。これを間違えると引き継げないことがあります。
※引き継ぎには5,000円の手数料がかかります
光発番の人
契約時に「ひかり電話」を選択し、固定電話の番号を入力します。そうすると電話番号が変わりません。
※引き継ぎ手数料は無料です
【D】光コラボを解約・乗り換えする人
光発番の人
→引き継ぎ不可
アナログ発番の人
→引き継ぎOK
アナログ発番の人は「アナログ戻し」の手続きをすることで番号を引き継げます。
アナログ戻しの流れ
光コラボを解約してアナログ戻しをするときの流れです。
- NTTに電話する(0120-116-116)
- 「アナログ電話に戻したい」と言う
- 工事の日を決める
- 手数料(2000円~)を払う
- 光コラボを解約する
- 別の回線(フレッツ光など)を新規契約する
手数料は工事の状況によって2,000円~10,000円かかります。
光コラボから光コラボにするときは?
- NTTでアナログ戻しをする
- 今の光コラボを解約
- 新しい光コラボの契約時にアナログ戻しした番号を引き継ぐ
流れは同じです。要するに、光コラボ業者に移管した電話番号を、いったんNTTに戻し、再契約時にまた移管するということをしているだけです。
【その他】ひかり電話に移行してない人
もともと電話加入権を持っていたりライトプランを契約していて、光コラボ契約時に「ひかり電話」に移行しなかった人。
こういう人は、
電話回線の契約は
→NTT
ネット回線の契約は
→光コラボ
というように別々に契約をしている状況です。ネットを変更しても電話回線には影響しません。同じ電話番号を使えます。
光コラボ「解約」を見直す
光コラボを解約したい理由がネットの遅さなら、IPv6オプションを有効にするだけでネットが速くなる可能性があります。プロバイダをIPv6プラス対応の会社に変えたところネットが184倍に速くなりました。