「今日は何問解けるかな?」
そうつぶやきながら、私はフライパンを握り、掃除機をかけ、歯を磨きます。
――え?クイズ?
そう、私は日常を“クイズ化”して生きているのです。
たとえば「3品を同時に温かく出すには?」「5分で掃除が終わる部屋を作るには?」「朝の15分をどう使えば一番満足できる?」
――これらはすべて私の生活クイズ。真面目な研究ではなく、実験と発見を楽しむ遊びです。
この記事では、そんな「生活クイズ」の3つの章――料理・掃除・時間管理――を紹介します。あなたの毎日も、ちょっと楽しくなるかもしれません。
クイズ的思考とは何か?日常で使える考え方
私が提案しているクイズ的思考とは答えを探す前に問題の前提や条件を疑ってみる考え方です。知識量や道具の充実よりも「問題の見方」を変えることを重視します。
一般的なクイズとは、出題者が用意した問題に対して「正解」を当てにいくものですよね。しかし、日常生活で直面する悩みや不便さには、あらかじめ決められた正解が存在しないことがほとんどです。
たとえば、
- 時間が足りない
- 家事がめんどくさい
- 勉強や運動が続けられない
といった悩み。こういった悩みは「どうやってもっと頑張るか(根性)」や「もっとサポートがあればできるのに(道具)」という方向で考えられがちです。
クイズ的思考はここで一度立ち止まる。
次のように問題を変更!
- その作業はぜんぜん違うやりかたでもできない?
- 条件を変えたらかんたんでは?
- 問題そのものを別の形に変換できない?
こうやって問題変更をしてしまうのがクイズ的思考の核心です。
日常の問題が厄介なのは、多くの場合「やり方」ではなく「前提」が固定されている点にあります。前提が固定されていると、どれだけ工夫しても労力はあまり減りません。
たとえば「毎日忙しい」という問題に対して「早起きする」といったパワーで乗り越える方法もありますが、クイズ的思考では「毎日を忙しくしてる行動をぜんぶ辞めてみる」といった問題の解きかたをします。
この考えかたは思い込みを外すだけで特別な才能や訓練は不要。パズルや謎解きを解くときに、
- 別の見方はないか?
- 条件をひっくり返せないか?
と考える、あの感覚を日常に持ち込むだけです。
クイズ的思考は、正解を当てるための思考ではなく、楽に解ける問題に作り変えるための思考。この考えかたを身につけると、掃除や習慣づくり、時間の使い方など、一見バラバラに見える日常の悩みが一気に解決するかもしれません。
次の章では、このクイズ的思考と非常に相性のいい謎解き・水平思考と、生活改善の繋げかたについて具体的に説明します。
謎解き・水平思考が生活改善に役立つ理由
謎解きや水平思考という言葉を聞くと「頭のいい人向け」「遊びとして楽しむもの」というイメージを持つ人も多いかもしれません。たしかに、謎解きは娯楽として楽しい遊びですが、思考法としても活用できるものなんです。
謎解きが日常生活に役立つ最大の理由は「どうやるか」から「何を問題にしているか」に切り替えて考えられること。多くの日常の悩みって無意識のうちに決められた制約の中で考えてしまうものなんです。
- この作業はこうやるもの
- これは時間がかかって当たり前
- 自分にはこれが限界
もっと言えば、
- パートナーの家族とは“絶対に”仲良くしなければいけない
- 生活レベルは落ちてはダメで仕事は“絶対に”安定が必要
- コミュニティでは礼節を守り“絶対に”世間から浮いてはいけない
こういった”絶対に”という制約は、人生が始まっていつか終わりを迎えるという長い視点で見ると「絶対ではない」ことが多いんです。
謎解きや水平思考では視点を1段上げて問題を見ることをよく行います。目の前の作業そのものではなく、「なぜそれをやっているのか」「どこで手間が発生しているのか」「そもそもの目的は何か」というように少し離れた位置から問題を眺めます。
すると、今まで頑張るしかないと思っていた部分が、実は変えられる場所だったことに気づくことがあります。
- 日常の中で当たり前だと思っている条件を1つ外す
- 別の立場で同じ問題を見る
- 問題を少し遠くから眺めてみる
それだけで、謎解きや水平思考が生活改善のためのスキルになっていきます。次の章では、
この考えかたを実際の生活に当てはめたとき、どのように家事が楽になるのかを
掃除の具体例を使って紹介します。
めんどくさい家事は「問題設定」を変えるだけで楽になる
家事がめんどくさい理由は、やる気や性格の問題というよりは最初の環境・制約のズレが大きいのではないでしょうか。
たとえば掃除機をかけるとき。
- 狭いところはハンディモップで別に掃除
- 隅々までキレイにかける
といった制約があるかもしれません。環境が整備されていないお部屋を掃除すると、
- 物をどかす
- 家具を避ける
- コードが引っかかる
といった作業が発生して面倒くさくなります。
ここでクイズ的思考の出番。
やることは問題の練り直しです。
- 掃除機の目的はなんだっけ?
- どこで毎回ストレスが発生してる?
- 掃除が中断するのはなぜ?
私の場合は「掃除機」が問題ではなく「部屋」が問題だとわかりました。
面倒くさいの正体は何も考えずにスイスイと掃除機だけを動かせないことでした。
そこで浮かんだ2つの解決策を紹介します。
1つ目の解決はこちら。
- すべてのラックや収納の下段に30cm程度の隙間をつくる
- そもそも収納をキャスター付きにする
- キャスターボードに乗せて軽く動かせる状態にする
こうすることで立ったりしゃがんだりしてモノを動かさず、立ったまま掃除機をかけられるようになりました。
2つ目の解決策はこちら。
- 1回の掃除でキレイにするのを諦める
- おもちゃが散らばってるときは隅に寄せておもちゃのないところを掃除する
1回の掃除でちゃんと掃除機をかけないことにしたんです。1日目はおもちゃを部屋の左に寄せて右側を掃除、2日目はその反対を掃除します。
私が掃除機をかける目的は、不衛生な場所で病気になったりしないこと。だったら100%キレイにしなくてもゴミやホコリ80%ぐらい除去できれば充分なんです。
このように掃除テクニックを使わず、問題を練り直しただけでめんどくさい家事を減らせました。この考え方は掃除だけでなく、習慣づくりや時間の使い方など、さまざまな場面に応用できます。
次の章ではクイズ的思考を使って生活が一気に時短になるアイデアをいくつかまとめて紹介します。
生活が一気に時短になるクイズ的アイデア
クイズ的思考の良いところは一度コツがわかるといろいろな場面で応用できること。「頑張らないのに楽になった」クイズ的アイデアを紹介します。
① 掃除|「やる気」を前提にしない環境を作る
「今日は気合を入れて一気にやろう」と思わなくても掃除できるお部屋づくりを頑張る。1回だけ頑張っておけば、その後のお掃除は365日楽ちんですよね。
その答えの一つが、前章で紹介した「何も考えずにスイスイ掃除機を動かせる部屋」でした。
- 家具の下に一定の隙間を作る
- キャスターでかんたんに動かせる
- 床のものは端っこに寄せるだけ
こうしておくと、掃除は「準備のいる作業」から「通り道をなぞるだけの作業」に変わります。掃除の時短は、手を動かすスピードのアップではなく考えるエネルギーを減らすことがコツです。
② 習慣|「当たり前」をやめると続く
目標を決めてトレーニングや勉強をしようと思っても続かないときってありますよね。意志の力で頑張ろうとすると、どうしても三日坊主になってしまいます。
そこで当たり前を疑います。
たとえば、「毎日スクワットをするぞ」と決めたとき。けっこうみんな「毎日◯回」という目標を設定するんです。
これをクイズ的思考で練り直すと「本当に◯回が大切?」という疑問が浮かびます。習慣化することが大切だとしたら◯回は固定しなくても大丈夫なんです。
答えは……シャワーに入る前に1回だけスクワットをする
これなら負担がないので毎日続けられますよね。有名なアスリートのかたも「1回でも、2回でも3回でもいいから、続けられる回数で続けたほうが習慣化する」というようなことを言っていました。
習慣化の時短のコツは「◯◯をしなければいけない」という制約を取っ払うことにありそうです。
同じ考え方で「時間のかかる作業」を短縮できた話
ここまで、掃除や習慣といった身近な例を紹介してきましたが、クイズ的思考は「いかにも時間がかかりそうな作業」に対してこそ効果を発揮します。
その1つがポイ活。
ポイ活とは、日常の中でポイントを集めて特典やサービスを楽しむ活動のこと。買い物やアプリの利用、アンケート回答などですね。
ここに「クイズのようなひらめき要素」を加えるとぐっと面白くなるんです。たとえば「今日はどの条件が一番おトクかな?」「このアプリの隠れミッションは?」と考えるだけで、単なる作業がクイズに変わります。
飽きずに9年も続いたワケ
私がこの”ポイ活クイズ”を始めたのは2016年の2月。気づけば、もう9年も続いています。これだけ長く続けているのに、自分でも不思議と飽きないんです。なぜかというと、毎日ちょっとずつルールが変わるから。まるで、出題者が見えないクイズ番組に参加しているような感覚です。
長年やってきて感じるのは、意外とトラブルがないこと。安全かどうかと聞かれたら、私はいつも「少なくとも私の9年間は平和でした」と答えます。
それに、ポイ活にはノルマがありません。気が向いたら挑戦、疲れたらスキップ。そんなゆるいペースが結果的に9年の継続につながったのかもしれません。
わかったのは「頑張り」より「相性」
ポイ活を続けて気づいたのは、頑張りよりも相性が成果を左右するということ。得意なパズルゲームはかんたんにクリアできるのに、苦手なパズルは途中で諦めてしまう。
つまり「どんなパズルに挑戦するか」が重要。
これはクイズ番組のジャンルを選ぶ問題に似ています。「芸能」「スポーツ」「社会」の中から得意なものを選ぶ。自分にあったパズルを見つけることが、攻略の核心なんです。
実験①:拠点をつくるゲームにチャレンジ
私が最初にチャレンジしたのはGame of Warという拠点づくりゲーム。クリア条件はレベル5です。
作戦:無償ダイヤを使いまくる

最初に配布されたダイヤを「建築スピードUP」で使い切ることにしました。条件達成後はゲームをやらないので使い切らないともったいない。
結果:実質プレイ10分程度で325Pを獲得

かなりの時短に成功したので達成感のあるチャレンジでした。
実験②:シンプルなパズルにチャレンジ
次はシンプルなパズル。同じ色のブロックをタップで消すトゥーンブラストというゲームです。
作戦①:序盤はアイテム温存、後半にアイテムを一気に使う
作戦②:テレビを見ながらプレイする
今回のクリア条件はレベル1500。1日90分で達成まで1ヶ月ほど。長期戦を覚悟します。
このゲームの序盤ステージはクリアが簡単過ぎて飽きてしまいます。序盤はテレビを見ながら適当にタップでクリア。テレビや動画を見ながらスマホをポンポンして、つまらないステージをクリアしていき、後半の骨のあるステージを楽しみながら遊びました。
結果:1ヶ月で2000Pをゲット

作戦がうまくいき、パズルを楽んでいる間に自然と達成できました。
実験③:スゴロクゲームにチャレンジ
もっとも達成感があったのはDICE DREAMというスゴロクゲームです。やることは単純。サイコロを振るとコインが増える。コインを使って王国を修復していくだけ。
作戦:初回課金する

このゲームは4時間~8時間ごとにランキングが開催されていて、上位に入るとサイコロを振る権利が貰えます。
①初回課金でサイコロを貰ってランキングに入る
②1,900個ダイス獲得
③その1,900個を使ってランキングに入る

あとは②~③を繰り返すだけで一気に修復が進みます。以下の画像のように定期的にランキング1位~2位を取ります(1位が私です)。

| Step | 条件 | ポイント | 私の実績 |
| 1段階 | 王国1修復 | 162 | 10分 |
| 2段階 | 王国10修復 | 2,349 | 1日目 |
| 3段階 | 王国15修復 | 3,645 | 1日目 |
| 4段階 | 王国20修復 | 2,025 | 1日目 |
| 5段階 | 初回課金 | 2,835 | 1日目 |
| 6段階 | 王国35修復 | 14,175 | 2日目 |
| 7段階 | 王国45修復 | 14,985 | 4日目 |
| 8段階 | 王国60修復 | 68,850 | 20日目 |
結果:クリア期限60日間のところを20日で達成

難問クイズを解いたときと同じ達成感がありました。こちらはステップ式といってクリアに応じてポイントが決まるタイプ。2日目の時点でやめず、最後まで続けたのも達成感を得られた理由だと思います。
「最速攻略」は結果より思考のゲーム
いままでのポイ活の結果はトータルで30万オーバー。金額に換算すると、安い中古車が視野に入るくらいのポイントです。
楽しみながらポイントが貰えたのは嬉しいですが、それ以上にパターンの発見や作戦がうまくいったときの喜びが大きいです。
「この思考、ほかのことにも使える!」
家事・仕事・時間管理、日常の最適化クイズの始まりです。
私が使ってきたサイト
以下は、実際に私が試したサイトの記録です。「楽しさ」を基準にまとめてみました。
- アプリ攻略を楽しみたい → ポイントインカム
- 普段のお買い物の最大限にする楽しみ → ハピタス
| サイト名 | 配信の種類 | 所要時間 | おすすめ度 | 感想 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|
| ポイントインカム | パズル スゴロク | 約10分~ | ★★★★★ | 配信数が多いので自分にあったものを選べる | ▶公式ページ |
| ハピタス | くじ お買い物 | 約1分~ | ★★★★☆ | 普段のお買い物でくじ券が貯まる最速ナンバー1 | ▶公式ページ |
| モッピー | パズル ガチャ | 約1分~ | ★★★★☆ | 全体的にバランスよく楽しめる | ▶公式ページ |
| ちょびリッチ | くじ ビンゴ | 約30秒 | ★★★☆☆ | 手間は最小 結果は運で決まる | ▶公式ページ |
まとめ:人生は、毎日出題されるクイズだ
料理・掃除・時間管理――どれも義務にすると重たいけれど、クイズにすれば軽くなる。クイズ化とは「問いを楽しむ視点」を持つこと。
結果がうまくいかなくても、「次の問題」を楽しめる。日々の小さな挑戦が、人生の中で最大のゲームになる。
今日もまた、私は自分に出題します。
「この一日を、どんなクイズにする?」
きっと”正解よりワクワクする問題”が隠れています。


