大型薬局とも呼ばれるドラッグストアでは、スーパーよりも食品や飲料が安く売られてることがあります。なぜ、薬を売るはずのお店で食品を買うと安くなるのでしょうか。
- ドラッグストアはなぜスーパーより安い?
- 逆に高いものは何?
- 買うべき商品は?
という人向けにドラッグストアが安い理由と狙い目の商品をリストアップしました。
ドラッグストアが安い3つの理由
ドラッグストアの安さで目につくのが飲み物です。コンビニで150円くらいのドリンクが100円以下で売られていることも珍しくありません。
1.化粧品を売っているから
化粧品は利益率の高い商品です。もやしを沢山売っても利益になりませんが、化粧品は1つ売るだけで大きな利益になります。
そこでドラッグストアは野菜や飲み物を安売りします。お客さんを集めて、ついでに化粧品を買ってもらうためです。
2.チェーン店で大量仕入れだから
これはドン・キホーテが安いのと同じ理由です。大量の仕入れをするため、小さなショップよりも安く在庫を持つことができます。
3.フランチャイズじゃないから
コンビニはフランチャイズ経営が多く、店舗の利益を本社に分配しなければいけません。売上はすべて本社に管理されていて、店舗ごとの自由がありません。
薬局は直営店が多いので売上がそのまま利益に直結します。
ドラッグストアで買うべきもの
ドラッグストアが安い理由から考えると答えが出ます。
客寄せのために安く売っている商品を買います。具体的には以下の3つです。
- 食品
- 飲み物
- お菓子
インスタントラーメンのように賞味期限の長い商品は安定して安いです。
節約のコツ「安くない日に買う」
- スーパーが高い日はドラッグストアを使う
- スーパーが安い日はスーパーを使う
これが節約のコツです。
たとえばイオンの肉売り場を見ると火曜市の日は激安ですが、それ以外の日は1.3倍以上の値段です。
ドラッグストアはいつでも安定して安いので、どのタイミングで買い物をしても損しないのがメリットです。
食品が安いのは錯覚?
ドラッグストアの食品は安い傾向にありますが、すべての食品が安いわけではありません。
全て安いというイメージは錯覚です。
なぜ、そのようなイメージが定着したのか。これは値段に対する認識が関係しています。
季節やスーパーによって食品の値段が異なるのは当然ですが、どの商品がどれくらいの値段なのかという記憶は曖昧なものです。アスパラガスの缶詰はいくらでしょうか。缶詰をよく買う人でなければ答えられないはずです。
でも卵なら話は別ですよね。98円の卵は安く、128円はそこそこ、168円以上は高い……のように、卵の値段に対してはハッキリと価格のイメージが出来上がっているはずです。
卵のように値段の目立つ商品だけを激安販売しておけば、このお店は安いんだ! というイメージが湧き、全体的に安く感じるという錯覚を作ることができます。
家計をしっかり節約するなら定期的にお店を回って相場感覚を身につけるのが大切です。