アルバイトを辞める前の有給休暇の消化方法!シフト制もOK

パートやアルバイトの有給日数や辞める前の有給消化方法についてまとめました。

アルバイトでも有給休暇を取れる

パートやアルバイトにも有給休暇が発生します。むかしは経営者がゴリ押しで「うちは有給を取らせない主義だから」なんて押し通すこともありましたがこれは法律違反。

条件を満たせば必ずパートやアルバイトにも有給休暇の権利が発生します。

最近はインターネットが普及したので雇われる側でも情報を集められます。経営者のゴリ押しが通用しなくなってきていますので、しっかり情報を集めて有給休暇を消化しましょう。

有給発生の条件

有給が発生する条件は6ヶ月以上の勤務をしていて、そのうち欠勤が2割未満であることです。

何日休めるかは働いた日数と時間で決まります。

週5フルタイムで働いた人

雇入れの日からの
勤続期間
付与される
休暇の日数
6か月 10労働日
1年6か月 11労働日
2年6か月 12労働日
3年6か月 14労働日
4年6か月 16労働日
5年6か月 18労働日
6年6か月以上 20労働日

引用:mhlw.go.jp

労働時間が少ない場合

バイト期間 週1 週2 週3 週4
6ヶ月 1日 3日 5日 7日
1年半 2日 4日 6日 8日
2年半 2日 4日 6日 9日
3年半 2日 5日 8日 10日
4年半 3日 6日 9日 12日
5年半 3日 6日 10日 13日
6年半 3日 7日 11日 15日

バイトを続ける時の有給の取り方

バイトを辞める前ではなく、普通にバイトをしている時の有給の取り方です。

有給休暇を取りたい時は事前に希望日を上司に伝えます。

シフトを組み直す必要があるため1ヶ月前に伝えるのがいいでしょう。

希望した日に休める?

会社は有給取得日を別の時期にズラす権利(時季変更権)があります。

繁忙期など、休むと会社の運営に大きな支障が出る場合は希望した日に休めないことがあります。

休む理由を聞かれたら?

有給休暇はどんな理由であっても認められますし、詳しい理由を言う必要はありません。

「プライベートの用事です」や「私用です」と言っておきましょう。

プライベートと言われれば一般的なデリカシーのある上司ならそれ以上聞いてくることはないでしょう。

有給は貯めておける?

有給の権利は2年で失効します。最大20日間しかストックしておけません。

就業規則でバイトの有給休暇なしだったら

会社の就業規則にアルバイトやパートは有給休暇はなしと書かれていたらどうなるでしょうか。

この場合でも有給休暇は発生しますし取得もできます。会社に拒否する権利はありません。

就業規則は無効になる

  • 有給休暇の条件は労働基準法第39条によって定められている
  • 会社の就業規則には第39条と同じ、またはそれ以上の条件を記載しなければならない
  • よって”アルバイトの有給休暇無し”や39条を下回る条件の記載は無効である

退職前に有給消化する方法

バイトの退職は辞める何日前に言えばいい?

雇用期間が決まっていないアルバイトの場合、14日前に申告すれば民法第627条により自由に辞めることができると決まっています。

法律上は辞めることができるのですが、いきなり辞めるのはマナー違反になります。退職日を会社と相談し、引き継ぎ業務を行ったあとに有給消化するのが一般的です。

有給希望を出す

退職前に有給希望を申請します。シフト制の場合はシフトの入っている日が休みになります。

たとえば土日だけ勤務している人がいたとします。有給が8日残っている場合は土日、土日、土日、土日の4週間分が休みになります。

有給消化だけで1ヶ月近くかかるので退職予定日よりかなり早めに有給を申請しておく必要があります。

時季変更権は使えない

退職前の有給消化の場合、会社側は時期変更権を使うことができません。

従業員の退社により有給取得日の変更余地がない場合、会社は時季変更権を行使することができない。

よって、希望日に必ず休めます。もしその有給申請を拒否すると会社側は違法行為となります。

会社が有給を取らせてくれない

有給を拒否された時点で労働基準監督署に通報すると、”会社が受理しなくとも申請した日に休暇を取って良い”と指導されます。

なので有給を拒否された時の対策は勝手に休むことです。

証拠を残すため、休む前に書面でもう1度有給を申請します。書面はコピーして持っておきましょう。

勝手に休むとどうなる?

勝手に休む(申請した日の通りに休暇を取る)と会社には賃金の支払義務が生じます。

給料日になったら自分の給与明細や給与振込を確認しましょう。

給与明細にて該当日が欠勤扱いになっていた場合は賃金未払いが確定します。

労基は有給拒否の時点では大きく動いてくれません。しかし賃金未払いなら本格的に動くため行政指導が実施されます。

有給は絶対消化するべき理由

アルバイトを続けるなら有給消化は難しいかもしれません。空気を読まない行動を取ると職場に居づらくなってしまいます。

しかし、退職するのであれば空気など関係ありません。絶対に有給消化をおすすめします。

ルール違反が得する世の中

私は自営業をしていますがルールを守ってやっています。ルールを守ればその分コストがかかって損失も大きくなりますよね。

でももしも会社が有給を拒否し、アルバイトが泣き寝入りするとどうなるでしょう。

ルール違反をする会社が得をします!

そうなると会社側はこう考えます。

『ルールなんて破ったほうが得じゃん。どうせバイトなんて知識もないんだし、有給はどんどん拒否しよう』

それを見ているルールを守っていた会社も↓
「みんなルール違反なのにうちだけ守るのは馬鹿らしい。うちもルールを守るのはやめよう」

『ルール違反してもバイトはビビって何も言ってこないな。残業代も払わないようにしよう』

こんな風にどんどん労働環境が悪化していくわけです。

労働者が泣き寝入りを続けているとルール違反の会社が生き残ってルールを守る会社が死にます。

働いている途中に権利を行使するのは難しいと思いますが、辞める時くらいは思い切って戦ってみるのもいいのではないでしょうか。

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